キャッシュフロー計算書は、企業の現金収支を営業・投資・財務活動ごとに整理して表示するための財務諸表です。特に投資有価証券の評価損が発生した場合、間接法と直接法でどのように処理すべきか理解することが重要です。
間接法における評価損の取り扱い
間接法では、当期純利益から営業キャッシュフローを調整します。評価損は損益計算書上の費用として計上されるため、非現金項目として営業キャッシュフローに加算します。
例:投資有価証券の評価損100万円がある場合、営業キャッシュフローは純利益に100万円を加算して調整します。これは、評価損が現金支出を伴わないため、営業キャッシュフローの現金増減に直接影響しないためです。
直接法における取り扱い
直接法では、営業活動による現金収入と支出を個別に表示します。非現金費用である投資有価証券の評価損は現金の支出を伴わないため、直接法では営業キャッシュフローの計算に影響を与えません。
つまり、直接法では評価損を個別に加算する必要はなく、営業キャッシュフローは実際の現金の受取額と支払額に基づいて計算されます。
ポイントの整理
- 間接法:非現金費用(評価損)は営業キャッシュフローに加算して調整
- 直接法:評価損は現金収支を伴わないため調整不要
まとめ
キャッシュフロー計算書では、評価損の扱いが方法によって異なります。間接法では純利益から非現金費用として加算し、直接法では現金支出に影響しないため加算は不要です。作成時にはどちらの方法を用いるかを確認し、正しく調整することが重要です。

コメント