就職活動で企業を選ぶ際、年間休日の日数だけを見ると休日が多い会社の方が働きやすそうに感じます。しかし、実際の働きやすさは休日数だけでは判断できません。固定残業代の有無、残業時間、休日出勤の可能性、有給休暇の取りやすさなど、複数の条件を総合的に見ることが重要です。この記事では、年間休日127日の会社と年間休日120日の会社を例に、どちらが負担の大きい働き方になりやすいのかを解説します。
年間休日の日数だけでは仕事のきつさは判断できない
年間休日127日と120日を比較すると、単純計算では127日の会社の方が年間7日多く休めます。週休2日制がしっかり機能していて祝日や長期休暇も多ければ、プライベートの時間を確保しやすい環境と言えます。
しかし、休日数が多い会社でも残業が多ければ、実際に自由に使える時間は減ります。例えば年間休日127日でも毎月30時間以上の残業がある場合と、年間休日120日でも残業が少ない場合では、後者の方が体力的・精神的に楽に感じる人もいます。
企業選びでは「休みの日数」だけではなく、「勤務日の負担」と合わせて考えることが大切です。
①年間休日127日・固定残業20時間ありの会社の特徴
年間休日127日、完全週休2日制、有給取得が自由という条件は、休日面ではかなり魅力的です。休日出勤が一切ない場合、予定を立てやすく、ワークライフバランスを重視する人には向いています。
一方で、固定残業代20時間が設定されている点には注意が必要です。固定残業代とは、一定時間分の残業代をあらかじめ給与に含める制度であり、必ず20時間残業するという意味ではありません。
ただし、実際の残業が毎月20時間を超える傾向がある場合は、休日が多くても平日の拘束時間が長くなる可能性があります。仕事量が多い部署では、帰宅時間が遅くなることも考えられます。
②年間休日120日・固定残業なしの会社の特徴
年間休日120日は、日本企業の中では一般的な水準です。完全週休2日制で祝日休みがある会社の場合、年間休日120日前後になることが多くあります。
固定残業代がない点はメリットです。残業した分だけ別途支給されるため、働いた時間が給与に反映されやすく、サービス残業のリスクを判断しやすくなります。
ただし、年数回の土曜出勤がある場合は、休日の予定を組みにくい可能性があります。また、残業時間が不明な場合は、実際の忙しさを面接などで確認した方が安心です。
どちらがきついかは残業時間と仕事量で決まる
2つの条件を比較すると、必ずしも年間休日127日の会社の方が楽とは限りません。また、年間休日120日の会社だから必ず忙しいというわけでもありません。
例えば、①の会社で毎月40時間の残業が発生している場合、休日は多くても平日の負担は大きくなります。一方で②の会社が残業10時間程度であれば、年間休日が少なくても生活の余裕を感じられる可能性があります。
逆に、仕事が好きで多少忙しくても休日の多さを重視したい人なら①の環境が合うこともあります。自分が何を優先するかによって、良い企業の基準は変わります。
企業選びで確認すべきポイント
求人票を見る際は、年間休日や給与だけでなく、以下のような点も確認すると入社後のギャップを減らせます。
- 平均残業時間と繁忙期の残業時間
- 固定残業時間を超えた場合の追加支給の有無
- 有給休暇の平均取得日数
- 休日出勤が発生する頻度
- 部署ごとの忙しさの違い
面接では「残業は月何時間程度ですか」「繁忙期はどのくらい忙しくなりますか」など、具体的に質問することがおすすめです。
また、口コミサイトだけではなく、面接時の説明や会社の雰囲気、社員とのやり取りなども判断材料になります。
まとめ
年間休日127日の会社と年間休日120日の会社では、休日数だけを見ると前者の方が魅力的に感じます。しかし、実際の働きやすさは残業時間、固定残業代の内容、休日出勤の有無、仕事量によって大きく変わります。
休日を重視するなら①の会社、有給の取りやすさや残業代の明確さを重視するなら②の会社が向いている可能性があります。
就職先を決める際は、数字だけで判断せず、自分が長く働ける環境かどうかを基準に比較することが大切です。


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