転職が決まって退職する際、前の会社から何を受け取ればよいのか分からなくなる人は少なくありません。特に、すぐに次の会社へ入社する場合は「離職票は必要なのか」「何を保管しておけばよいのか」と迷うことがあります。
退職時にもらう書類には、それぞれ用途があります。失業保険の手続きに必要なもの、転職先で提出を求められるもの、将来のために保管しておいた方がよいものなど目的が異なります。この記事では、転職時に会社から受け取る主な書類と、離職票が必要になるケースについて解説します。
退職時に会社から受け取る主な書類
会社を退職すると、いくつかの重要な書類が発行されます。転職先が決まっている場合でも、後から必要になる可能性があるため、受け取った書類は大切に保管しましょう。
代表的な書類としては、離職票、雇用保険被保険者証、源泉徴収票、年金や健康保険に関する書類などがあります。
| 書類 | 主な用途 |
|---|---|
| 離職票 | 失業保険(基本手当)の申請に使用 |
| 雇用保険被保険者証 | 転職先で雇用保険の手続きをする際に使用 |
| 源泉徴収票 | 年末調整や確定申告で使用 |
| 健康保険資格喪失証明書 | 国民健康保険への切り替えなどで使用 |
離職票はハローワークへ行かないなら不要なのか
離職票は、主にハローワークで失業保険の手続きをするために必要な書類です。そのため、退職後すぐに別の会社へ転職し、失業給付を申請する予定がない場合は、必ずしも使用する機会はありません。
例えば、3月末で退職し、4月1日から新しい会社へ入社する場合、失業状態にならないため、基本的には離職票を使って失業保険の申請をする必要はありません。
ただし、転職先をすぐに決めず、後から失業保険を申請する可能性が少しでもある場合は、離職票を発行してもらって保管しておくと安心です。退職後に会社へ依頼することも可能ですが、時間がかかる場合があります。
転職先へ提出する可能性がある書類
転職する場合、前職の会社から受け取った書類の中には、新しい勤務先へ提出するものがあります。
特に雇用保険被保険者証は、新しい会社が雇用保険の加入手続きをする際に必要になるため、紛失しないよう注意しましょう。
また、源泉徴収票は新しい会社で年末調整をする場合に必要です。退職した年の途中で転職した場合は、前職分の給与を合算して税金を計算するため、必ず受け取っておくことが大切です。
退職時に忘れやすい受け取り物
書類以外にも、退職時には確認しておきたいものがあります。会社の社員証や制服などを返却する一方で、自分が受け取るべきものを忘れないようにしましょう。
例えば、退職証明書、健康保険資格喪失証明書、企業年金や財形貯蓄に関する書類などは、状況によって必要になる場合があります。
また、給与明細や有給休暇の取得状況、退職金に関する資料なども、後で確認が必要になることがあるため、手元に残しておくと安心です。
離職票を発行してもらうメリット
すぐに転職する予定でも、離職票を発行してもらうメリットはあります。人生では予定が変わり、転職先が決まらなかったり、短期間で退職することになったりする可能性もあります。
そのような場合、離職票があればスムーズにハローワークで失業保険の手続きを進められます。
離職票は会社へ依頼すれば発行してもらえるため、「必要になるかもしれない」と感じる場合は、退職時に発行をお願いしておくと安心です。
退職前に確認しておきたい手続きチェックリスト
退職直前は引き継ぎや手続きで忙しくなります。そのため、事前に必要なものを整理しておくと、退職後のトラブルを防ぐことができます。
- 離職票が必要か確認する
- 雇用保険被保険者証を受け取る
- 源泉徴収票の発行時期を確認する
- 健康保険や年金の切り替え方法を確認する
- 退職証明書が必要か確認する
特に転職先が決まっている場合でも、税金や社会保険の手続きで過去の勤務先の書類が必要になることがあります。
まとめ
転職時には、退職する会社から複数の重要書類を受け取ります。離職票は主に失業保険の申請で必要になるため、すぐに転職してハローワークへ行く予定がない場合は利用しないこともあります。
しかし、転職活動が長引く可能性や予定変更の可能性を考えると、離職票を発行してもらい保管しておくと安心です。
退職時は「今すぐ必要か」だけで判断せず、将来必要になる可能性も考えて、必要書類を一通り確認して受け取っておくことが大切です。


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