休職中に退職した場合、「退職後の最後の給料は支払われるのか」「休職期間中にもらっていた手当はどうなるのか」と不安になる人は少なくありません。特に傷病による休職では、給与ではなく手当が支給されているケースもあり、通常の退職時とは確認すべきポイントが異なります。この記事では、休職中に退職した場合の給与支給の考え方や、退職後に受け取れる可能性がある給付について解説します。
休職中に退職した場合でも在籍期間分の給与は確認が必要
退職日まで会社に在籍していた場合、その期間に発生した給与があれば、通常は会社の給与規定に従って最後の給与支給日に支払われます。
例えば、給与の締め日が毎月15日、支給日が翌月25日という会社の場合、退職日までに勤務した分や支給対象となる給与が残っていれば、退職後の給与日に振り込まれることがあります。
ただし、休職期間中は労働をしていないため、一般的な給与が発生していない場合もあります。そのため、「退職した月の給料が必ず通常通り支給される」とは限りません。
休職中に受け取っていた約60%の支給は給与とは限らない
病気やメンタル不調などで休職している期間に、給与の約60%程度が支給されていた場合、それは会社からの給与ではなく傷病手当金や会社独自の休職手当である可能性があります。
健康保険の傷病手当金は、病気やけがで仕事ができない場合に生活を保障するための制度で、支給額はおおむね給与の一定割合となります。
例えば、会社から毎月25日に一定額が振り込まれていても、その内容が給与明細上で「傷病手当金」「休職給」「給与補償」などになっている場合、それぞれ扱いが異なります。
退職後でも傷病手当金を受け取れる場合がある
休職中に退職した場合でも、一定の条件を満たしていれば健康保険の傷病手当金を退職後も継続して受け取れる可能性があります。
一般的には、退職日までに健康保険の加入期間や療養状況などの条件を満たしていることが必要です。また、退職日に出勤しているかどうかなど、細かな条件も関係します。
そのため、退職後の生活を考える場合は、会社の給与担当者や加入している健康保険組合などに確認しておくことが大切です。
最後の給与で確認すべき項目
退職後に最後の給与が振り込まれる場合、単純な振込額だけではなく、給与明細の内容を確認することが重要です。
確認するポイントには以下のようなものがあります。
- 退職日までの給与が含まれているか
- 未払いの手当がないか
- 社会保険料の控除額
- 住民税の控除方法
- 傷病手当金など給与以外の支給項目
例えば、退職月に給与が少なく感じても、社会保険料の控除や住民税の処理によって手取り額が変わることがあります。
会社の給与締め日と支給日の関係を理解する
退職後の給与支給日は、会社の給与計算方法によって決まります。締め日と支給日の関係を把握すると、いつ頃入金される可能性があるか予測しやすくなります。
例えば「毎月20日締め、当月25日払い」の会社では、20日までの期間が給与計算対象になります。一方、「月末締め、翌月25日払い」の場合は、退職月の分が翌月に支払われることがあります。
退職時には、会社から渡される給与明細や退職関連書類を確認し、分からない項目があれば人事や経理担当へ問い合わせることが安心につながります。
まとめ:休職中の退職後に支給されるお金は種類を確認することが大切
休職中に退職した場合、退職後の給与支給があるかどうかは、退職日までの給与発生状況や会社の給与計算方法によって決まります。
また、休職中に受け取っていた約60%の支給が給与なのか、傷病手当金などの給付なのかによって、その後の扱いも変わります。
最後の給与や退職後の給付について不安がある場合は、給与明細や就業規則を確認し、会社や健康保険の窓口へ相談することで正確な状況を把握できます。

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