求人票に「月給34.5万円(固定残業代65,520円・30時間分含む)、賞与平均5.4か月分」と記載されている場合、賞与がどの金額を基準に計算されるのか気になる人は少なくありません。実は、賞与の計算基準は企業ごとに異なり、求人票だけでは判断できないケースもあります。この記事では、固定残業代が含まれる給与の賞与計算について詳しく解説します。
賞与の「○か月分」とは何を基準にするのか
一般的に賞与の「○か月分」は、会社が定める「基本給」を基準として計算されます。
そのため、月給総額ではなく基本給のみを対象にしている企業が多く見られます。
例えば月給34万5,000円の内訳が「基本給27万9,480円+固定残業代6万5,520円」の場合、賞与計算の対象は27万9,480円となるケースがあります。
固定残業代は賞与計算に含まれるのか
固定残業代は残業手当の一種であり、賞与算定基礎から除外されることが一般的です。
そのため、多くの企業では以下のような計算になります。
| 計算方法 | 賞与5.4か月の場合 |
|---|---|
| 月給34.5万円を基準 | 約186万3,000円 |
| 基本給27万9,480円を基準 | 約150万9,192円 |
実際には後者のように基本給ベースで計算されるケースが多いですが、企業によっては役職手当や職務手当を含める場合もあります。
求人票だけでは判断できない理由
求人広告に「賞与平均5.4か月分」と記載されていても、どの賃金項目を基準にするかまで書かれていないことがあります。
そのため、求人票だけを見て「34.5万円×5.4か月」と考えるのは早計です。
賞与の算定基礎は就業規則や賃金規程で決まっているため、面接や内定時に確認することが重要です。
入社前に確認したいポイント
賞与額を正確に把握したい場合は、次の点を確認しましょう。
- 賞与の算定基礎は基本給か総支給額か
- 固定残業代は賞与計算に含まれるか
- 5.4か月分は全社員平均か標準支給額か
- 業績連動による変動があるか
特に「平均○か月分」という表現は、管理職や高評価者を含めた全体平均である場合もあります。
賞与額を予想する際の考え方
転職活動や就職活動では、最も保守的な見積もりとして「基本給ベース」で計算しておくと安心です。
実際に支給額がそれ以上であればプラスになりますが、総支給額ベースを前提にすると想定より少なく感じる可能性があります。
また、賞与だけでなく年収全体や昇給制度も合わせて確認することで、より正確な待遇比較ができます。
まとめ
求人票に「月給34.5万円(固定残業代含む)、賞与5.4か月分」と記載されていても、賞与が34.5万円を基準に計算されるとは限りません。
多くの企業では固定残業代を除いた基本給を基準に賞与を計算するため、「(34.5万円-固定残業代)×5.4か月」に近い金額になるケースが一般的です。
ただし、会社ごとに規定は異なるため、正確な金額を知りたい場合は賞与の算定基礎を採用担当者へ確認することが最も確実な方法です。


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