簿記の勉強をしていると、買掛金の支払に際して振込手数料が差し引かれるケースに出会います。この「差し引かれる」とは具体的に何を意味するのか、また取引上どちらが手数料を負担するのかについて理解しておくことは、簿記学習や実務において重要です。
差し引かれるとはどういうことか
「差し引かれる」とは、支払金額から手数料分が控除された状態で銀行口座から引き落とされることを指します。
例えば、買掛金120,000円の支払いで振込手数料200円が発生する場合、銀行からは120,000円ではなく、手数料200円を引いた119,800円が支払われます。これにより、口座の残高は120,000円ではなく、119,800円減少することになります。
取引上の手数料負担はどちらか
振込手数料の負担は契約や慣習によって異なりますが、一般的には支払側(買掛金を支払う会社)が負担することが多いです。理由は、支払側が自社の銀行口座から資金を送金するために手数料が発生するからです。
ただし、支払条件で「振込手数料は受取側負担」と明記されている場合は、受取側(売掛先)が手数料を負担することになります。つまり、取引上は契約書や請求書の記載を確認することが重要です。
仕訳例
今回のケースを簿記の仕訳で表すと次のようになります。
- 買掛金支払時の仕訳
(借方)買掛金 120,000円
(貸方)当座預金 120,000円 - 振込手数料が支払側負担の場合
(借方)支払手数料 200円
(貸方)当座預金 200円
このように、手数料は支払側の費用として別途計上されます。
まとめ
買掛金支払いで「差し引かれて」とは、支払金額から手数料分が控除されることを意味します。基本的には支払側が手数料を負担しますが、契約によって受取側負担になる場合もあります。簿記上では手数料は支払側の費用として計上し、正しい仕訳を意識することが重要です。

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