無期雇用派遣や常用型派遣で働き始めたあと、「聞いていた通勤時間より長い」「毎日の移動がかなりきつい」と感じる人は少なくありません。
特に都内勤務では、電車遅延や乗り換え混雑によって、Googleマップの表示時間と実際の所要時間にズレが出ることも珍しくないです。
この記事では、派遣会社との「通勤1時間半以内」という条件の考え方や、勤務地変更の相談は可能なのか、実際にどう伝えると角が立ちにくいのかを整理して解説します。
「通勤1時間半以内」はどう判断されることが多い?
派遣会社の求人や雇用契約書にある「通勤90分以内」という条件は、一般的には“検索上の標準所要時間”を基準にしているケースが多いです。
例えば、Googleマップや乗換案内アプリで、
- 徒歩
- 電車
- 乗り換え
を含めて1時間28分と表示される場合、会社側としては「条件内」と判断することがあります。
しかし実際には、
- 通勤ラッシュ
- 遅延
- ホーム移動
- 乗換待ち
- 歩く速度の違い
などで、毎日1時間35分〜1時間45分かかることもあります。
特に東京圏では「検索時間どおりに着けない」というケースはかなり多いです。
勤務地変更を相談するのは問題ない
結論から言うと、「通勤負担が大きいので配属先変更を相談したい」と伝えること自体は全く問題ありません。
むしろ、無理を続けて体調を崩したり、遅刻ギリギリの状態が続くほうが、会社側としてもリスクになります。
特に無期雇用派遣では、
- 長期就業前提
- 継続勤務重視
- 定着率重視
の会社も多いため、通勤ストレスは無視されにくい要素です。
「契約違反だ!」という強い言い方ではなく、現実的に継続が厳しいという相談の仕方をすると、比較的受け入れられやすいです。
実際によくある派遣会社側の考え方
派遣会社側としては、次のような事情で「多少超えても普通」と考えていることがあります。
| 派遣会社側の事情 | 内容 |
|---|---|
| 都内案件が多い | 長距離通勤が前提になりやすい |
| 配属先不足 | 近場案件だけでは回せない |
| 検索基準で判断 | 実測時間までは考慮しない場合がある |
| 本人希望優先が難しい | スキルや空き案件次第 |
そのため、「都内だから遅延は当たり前」と説明されることもあります。
ただし、それで本人が何も言えないわけではありません。
変更相談するときの伝え方のコツ
勤務地変更を相談する際は、「感情的」より「継続勤務のため」という形で伝えるのがコツです。
避けたほうがいい言い方
- 遠すぎるから無理です
- 契約違反ですよね?
- 騙された気分です
こうした言い方は、対立的になりやすいです。
比較的伝わりやすい言い方
例えば、
「実際に通勤してみると遅延や混雑で毎日90分を超えており、継続的に体力面の負担が大きいです。もし今後別案件のタイミングがあれば、もう少し通勤負担の少ない勤務地も相談したいです」
という伝え方なら、かなり柔らかくなります。
“今すぐ変えろ”ではなく、“今後相談したい”という姿勢のほうが通りやすいことも多いです。
実際には「数か月様子見」を求められることもある
派遣会社によっては、配属直後だとすぐ変更できないケースもあります。
特に、
- 派遣先との契約期間
- 研修コスト
- 配属調整
などがあるため、「まず数か月頑張ってみてほしい」と言われることもあります。
ただ、それでも相談履歴を残しておくことは重要です。
後々本当に厳しくなった際、「以前から相談していた」という記録があるだけでも状況が変わることがあります。
通勤時間だけでなく“疲労感”も重要
数字上は数分オーバーでも、実際にはかなり消耗するケースがあります。
例えば、
- 満員電車が続く
- 乗換回数が多い
- 立ちっぱなし
- 朝夕の混雑
などがあると、単純な「1時間35分」以上に疲れます。
特に無期雇用派遣は長期継続前提なので、毎日の通勤負荷は軽視できません。
まとめ
無期雇用派遣で「通勤1時間半以内」とされていても、実際には都内の遅延や混雑で毎日超えてしまうケースは珍しくありません。
会社側が検索上の所要時間で判断している以上、即座に契約違反とまでは言いにくいですが、通勤負担が大きいことを理由に勤務地変更を相談するのは自然なことです。
特に、長期的に働き続けるための相談として伝えれば、派遣会社側も検討してくれる可能性があります。
無理に我慢し続けるより、早めに状況共有しておくほうが、結果的に働きやすくなるケースも多いです。


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