SUS304 t8に幅7.5mmのOリング溝をマシニングで加工する際、底面に0.02mmほどの段差ができることがあります。この記事では、荒取りから仕上げまでのポイントと、段差を防ぐ加工方法を解説します。
荒取りと仕上げの基本
荒取りでは素材を大まかに削り、仕上げで寸法精度を確保します。左右取り代0.15mmで仕上げる際、エンドミルの剛性や加工順序によって底面に段差が残ることがあります。
段差は工具のたわみ、切削抵抗、送り速度の影響による場合が多いです。
工具と切削条件の見直し
段差を防ぐには、仕上げ用エンドミルの径や刃数、切削速度を調整します。剛性の高い工具を選ぶことでたわみを抑えられます。
また、切削深さを浅くして複数回に分けて削ることも効果的です。
加工順序とフライス戦略
加工順序を見直すことで段差を減らせます。例えば、片側からのみ仕上げるのではなく、溝の両側から交互に仕上げる方法を試すと均一な底面が得られます。
端面から中心部に向けて削ることで、段差発生を最小化できます。
仕上げ後の検査と微調整
仕上げ加工後は、マイクロメータや段差ゲージで底面の平坦度を確認します。0.01〜0.02mmの微小段差は、軽い研磨や再仕上げで除去可能です。
精度が厳しい場合は、加工プログラムを修正して再加工することも検討してください。
まとめ
SUS304 Oリング溝の底面段差は、工具剛性、切削条件、加工順序の最適化で改善できます。荒取り後の仕上げは浅切削で複数回に分け、均一な削りを意識することが重要です。微小な段差は測定後の再仕上げや軽研磨で対応可能です。

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