令和8年(2026年)の社会保険労務士試験を受験した方の中には、自己採点後に選択式科目の基準点不足や救済措置(補正)の可能性について不安を感じている方も多いでしょう。特に選択式の労務管理その他の労働に関する一般常識(労一)は、毎年難易度によって補正の有無が注目される科目です。
選択式26点、択一式46点という得点は合格圏に近い一方で、労一が2点だった場合は基準点補正の有無が大きく影響します。
この記事では、社労士試験の救済措置の仕組みや、労一2点の場合に考えられる合否への影響、過去の傾向から判断するポイントについて解説します。
社労士試験の救済措置(補正)とは何か
社会保険労務士試験では、選択式試験において科目ごとの平均点が著しく低い場合、合格基準点が引き下げられることがあります。これが一般的に「救済措置」や「補正」と呼ばれている制度です。
通常、選択式試験では各科目5点満点中3点以上が基準となります。しかし、問題の難易度が高く、多くの受験者が得点できなかった科目については、2点を基準点として扱う場合があります。
例えば、労一の平均点が極端に低く、多くの受験者が2点以下に集中した場合、合格発表時に労一のみ基準点が2点へ変更される可能性があります。
労一2点の場合に合格の可能性はあるのか
自己採点で選択式26点、択一式46点の場合、総合点だけを見ると合格ラインに近い位置にあります。しかし、社労士試験では総合点だけではなく、科目ごとの基準点を満たしているかが重要です。
そのため、労一が通常通り3点以上必要な場合は、その1点不足によって不合格となる可能性があります。一方で、労一に補正が入れば、2点でも基準を満たすことになります。
つまり、このケースでは「労一の救済措置が実施されるかどうか」が合否を大きく左右する状況といえます。
労一の救済措置が実施される判断基準
労一の救済があるかどうかは、単純に問題が難しかったという印象だけでは判断できません。試験後に公開される受験者全体の得点状況や、合格基準の調整方針によって決定されます。
予備校各社が救済予想を発表することがありますが、これは受験生から集めた自己採点データや問題分析をもとにした予測であり、最終決定ではありません。
例えば、複数の予備校が救済候補として挙げていても、実際の受験者全体の得点分布によって補正が行われない場合もあります。逆に、予想が割れていた科目で救済されることもあります。
社労士試験の合格ラインは総合点だけでは決まらない
社労士試験では、選択式と択一式それぞれに合格基準が設定されています。さらに、各科目にも最低点が設けられているため、総合得点が高くても1科目の基準不足で不合格になることがあります。
例えば、選択式で30点以上取得していても、ある科目が1点や2点の場合は、その科目基準を満たさない限り合格にはなりません。
この仕組みは、特定分野だけの知識に偏ることなく、社労士として必要な幅広い知識を確認する目的があります。
救済待ちの期間にできること
試験後から合格発表までは、救済の有無が気になり、情報を何度も確認してしまう受験生も少なくありません。しかし、予備校の予想はあくまで参考情報であり、正式な結果は試験実施機関の発表を待つ必要があります。
もし合格の可能性がある点数であれば、次年度の準備を始める前に、登録実務講習や今後必要となる知識の整理など、合格後を見据えた行動を考えることも有効です。
一方で、万が一の場合に備えて、今回間違えた分野を分析しておくことも次回受験時の大きな財産になります。
まとめ
令和8年社労士試験で選択式労一が2点だった場合、合否は救済措置(補正)の有無によって大きく変わります。
選択式26点、択一式46点という得点状況であれば、労一が補正対象となった場合には合格の可能性が十分に考えられます。しかし、救済措置は試験後の得点状況をもとに決定されるため、予備校の予想だけで確定するものではありません。
社労士試験では毎年、難易度によって基準点が変動することがあります。最後は正式な合格発表を待ちながら、冷静に結果を確認することが大切です。


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