公認会計士試験の学習を始めたばかりの方の中には、簿記2級にも挑戦して基礎力を確認したいと考える人も多くいます。その中で、連結会計がどの講義で登場するのか、いつ学習すればよいのか疑問に感じることがあります。
連結会計は簿記2級でも重要な論点の一つですが、公認会計士講座では基礎から段階的に学べるようカリキュラムが組まれています。この記事では、公認会計士講座で連結会計を学ぶタイミングや、簿記2級対策として取り組む際のポイントについて解説します。
連結会計は簿記2級でも重要な出題範囲
連結会計とは、親会社と子会社を一つの企業グループとして財務諸表にまとめるための会計処理です。簿記2級では2017年以降の試験範囲改定によって連結会計が追加され、合格を目指す上で避けて通れない論点になりました。
具体的には、子会社株式の取得、のれんの処理、内部取引の消去、非支配株主持分など、通常の仕訳とは異なる考え方が必要になります。
例えば、親会社が子会社の商品を購入した場合、グループ全体では外部との取引ではないため、その取引を取り消す処理が必要になります。このような考え方を理解することが連結会計攻略のポイントです。
CPA会計学院では連結会計をどのタイミングで学習するのか
CPA会計学院の公認会計士講座では、最初から連結会計を扱うのではなく、まず個別会計の基礎を固めた後に発展的な論点として学習します。
入門期の講義では、簿記の基本的な仕訳や財務諸表作成の流れを理解することが中心になります。そのため、入門2の段階で連結会計が出てこなくても不自然ではありません。
連結会計は、個別財務諸表や株式会社会計などの基礎知識を理解した後に学習することで、なぜその処理を行うのかを理解しやすくなります。
簿記2級を受験する場合の連結会計対策
公認会計士講座の学習と並行して簿記2級を取得したい場合は、CPAの講義で商業簿記の基礎を学んだ後、簿記2級用の問題演習で不足部分を補う方法がおすすめです。
簿記2級の連結会計では、基本的な仕訳パターンを覚えるだけではなく、連結修正仕訳の意味を理解することが重要です。
例えば、投資と資本の相殺消去、親子間の債権債務の相殺、未実現利益の消去などは頻出論点なので、問題を繰り返し解いて処理手順を身につける必要があります。
公認会計士試験の勉強が簿記2級対策になる理由
公認会計士試験では簿記2級よりもさらに高度な会計論点を扱うため、CPAの学習を進めていれば簿記2級の内容は多くの部分でカバーできます。
特に商業簿記の仕訳や財務諸表の考え方については、公認会計士講座の学習そのものが簿記2級対策につながります。
ただし、簿記2級は試験形式や時間配分への慣れも重要です。公認会計士試験とは異なる出題形式のため、直前期には簿記2級向けの問題演習を行うと合格しやすくなります。
連結会計を効率よく理解するための学習ポイント
連結会計でつまずきやすい人は、仕訳を暗記しようとする傾向があります。しかし、連結会計は「企業グループ全体の状態を正しく表す」という目的を理解すると、処理の理由が見えやすくなります。
例えば、親会社が子会社に商品を販売した場合、親会社単体では売上になりますが、グループ全体では単なる社内取引です。そのため、グループ外に販売されるまで利益を計上しないという考え方になります。
このように処理の背景を理解してから問題演習を行うことで、初めて見る形式の問題にも対応できる力が身につきます。
まとめ|CPAで連結会計を学ぶ前に基礎固めをすることが重要
CPA会計学院の入門段階で連結会計を扱わないのは、学習順序として自然な流れです。連結会計は個別会計などの基礎を理解した後に学ぶことで、より深く理解できます。
簿記2級取得を目指す場合でも、公認会計士講座の学習を進めながら必要なタイミングで連結会計を学習すれば十分対応可能です。
焦って先取りするよりも、まずは仕訳や財務諸表の基礎を固め、その後に連結会計の演習量を増やしていくことが合格への近道になります。


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