グッズ制作やキャラクター商品の開発に関わりたいと考えて就職活動をしていると、企業や紹介会社からエンジニア職を提案されることがあります。自分が希望しているのはデザインや企画なのに、なぜ機械や技術系の仕事を勧められるのか疑問に感じる人も少なくありません。この記事では、グッズ開発に関わる仕事の種類や、エンジニア職を紹介される理由、希望するキャリアとの違いについて解説します。
グッズ開発には複数の職種が関わっている
一言で「グッズ開発」といっても、実際にはさまざまな職種が協力して商品を作っています。キャラクターグッズやフィギュア、雑貨などの商品は、デザインだけで完成するものではありません。
例えば、商品のアイデアを考える企画職、イラストや見た目を作るデザイナー、生産工程を管理する担当者、商品を実際に製造できる形にする設計担当者など、多くの人が関わります。
そのため、企業によっては「グッズ開発に関わりたい」という希望を聞いた際に、技術職やエンジニア職を案内する場合があります。
なぜグッズ開発希望なのにエンジニアを紹介されるのか
エンジニア職を紹介される理由の一つは、商品を形にするための技術知識を身につけられると考えられているためです。
例えば、プラスチック製品やフィギュア、雑貨などを作る場合、CADによる設計、素材の知識、製造方法、加工技術などが必要になることがあります。
企業側が「まず技術を身につければ、将来的に商品開発側へ進める」という考えで提案している可能性はあります。しかし、それは必ずしもデザイン職への近道とは限りません。
デザイナーとエンジニアでは仕事内容が大きく異なる
グッズデザインに関わりたい場合、デザイナー職では商品の見た目や世界観を作ることが中心になります。キャラクターの配置、色、形、パッケージデザインなど、消費者が最初に目にする部分を担当します。
一方でエンジニアは、商品が安全に作れるか、どのような構造なら量産できるか、コストを抑えられるかなど、技術面を担当する仕事です。
例えば、ぬいぐるみのデザインを考えたい人と、ぬいぐるみを大量生産するための製造方法を考える人では、必要な能力や日々の業務内容は大きく違います。
CADを学べばグッズデザインにつながる場合もある
CADなどの技術を身につけることが、すべての場合で無意味というわけではありません。立体物のデザインでは、3D CADや3Dモデリングの知識が役立つことがあります。
例えばフィギュア、アクセサリー、スマホケース、玩具などのデザインでは、デザインしたものを製造可能な形にするために技術知識が必要になるケースがあります。
ただし、イラストやキャラクターデザイン、グッズの企画を中心にやりたい場合は、必ずしも機械系エンジニアになる必要はありません。自分が目指す仕事内容によって選ぶべき道は変わります。
応募や紹介を受ける前に確認すべきポイント
紹介された仕事が自分の希望と違うと感じた場合は、仕事内容を具体的に確認することが大切です。
- 将来的に商品企画やデザイン職へ異動できる制度があるか
- 現在募集しているエンジニア職の具体的な業務内容は何か
- デザイン業務に関わる機会が実際にあるのか
- 必要なスキルや経験は何か
「グッズ開発」という言葉だけで判断すると、企業側と求職者側でイメージの違いが起きやすくなります。
例えば「キャラクター商品のデザインをしたい」のか、「商品を技術面から作り上げたい」のかによって、選ぶべき職種は変わります。
まとめ|やりたいグッズ開発の内容を明確にして職種を選ぶことが大切
グッズ開発にはデザイナー、企画担当、エンジニアなど多くの職種が関わっているため、企業によっては技術職を入口として提案する場合があります。
しかし、デザインをしたい人が必ずエンジニアを経験しなければならないわけではありません。自分が目指しているのが商品デザインなのか、設計や製造技術なのかを明確にすることが重要です。
紹介された仕事が希望と違う場合は、無理に合わせるのではなく、将来的なキャリアや仕事内容を確認したうえで判断すると、自分に合ったグッズ開発への道を選びやすくなります。


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