教員免許を取ると担当する教科は決まる?教員採用試験との関係をわかりやすく解説

資格

大学で教職課程を履修すると教員免許を取得できますが、「免許を取った時点で将来教える教科や学校種は決まるのか」「教員採用試験では自由に選べるのか」と疑問に感じる人も多くいます。

教員免許には種類や教科ごとの区分があり、大学でどの免許取得に必要な単位を修得したかによって、取得できる免許状の内容が決まります。この記事では、教員免許と教員採用試験の関係、担当教科が決まるタイミングについて詳しく解説します。

教員免許は取得した時点で教科が決まっている

教員免許は、単に「先生になる資格」として一つにまとめられているものではありません。学校種別や教科ごとに免許状が分かれています。

例えば、中学校や高等学校の教員免許の場合は、国語、数学、英語、理科、社会など、それぞれ担当できる教科が決められています。

そのため、大学で教職課程を履修する際には、どの教科の免許を取得するかを選択する必要があります。大学で数学の教員免許を取得した場合、基本的には数学の教員として採用試験を受験することになります。

教員免許取得までの流れと教科選択のタイミング

教員免許を取得する場合、まず大学で自分が取得したい免許状に対応した教職課程を選びます。

例えば、文学部の学生が国語の教員を目指す場合は、国語科の教員免許取得に必要な専門科目や教育実習などを履修します。同じ大学でも、選択する課程によって取得できる免許は異なります。

つまり、「大学で教職課程を取れば誰でも好きな教科の先生になれる」というわけではなく、自分が必要な科目を履修して取得した免許の範囲内で教員を目指すことになります。

教員採用試験では免許を持つ教科で受験する

教員採用試験は、取得した教員免許の種類に応じて受験区分が決まります。

例えば、中学校数学の免許を取得した人は、中学校数学の採用試験を受験することが一般的です。試験では、その教科に関する専門知識や教育に関する知識などが問われます。

自治体によって募集区分や試験内容には違いがありますが、基本的には「どの教科の教員になるか」は免許取得時点である程度決まっていると考えてよいでしょう。

複数の教員免許を取得することもできる

大学によっては、複数の教科や学校種の免許を取得することも可能です。

例えば、国語の免許を取得しながら、高校の地理歴史の免許も取得するといったことがあります。ただし、それぞれ必要な単位を修得する必要があるため、履修する科目数や実習の負担は増えます。

また、小学校教員免許と中学校教員免許では必要な学習内容や実習内容も異なります。そのため、将来どの学校でどの教科を教えたいのかを早めに考えておくことが重要です。

教員採用試験が難しいと言われる理由

「教職課程を修了すれば免許は取れるが、採用試験は難しい」と言われる理由は、免許取得者全員が教員として採用されるわけではないからです。

教員免許は、必要な単位を取得して条件を満たせば取得できます。一方で、教員採用試験は各自治体が募集人数を決めて実施する試験であり、受験者同士の競争になります。

例えば、数学の教員免許を持っている人が全員数学教師になれるわけではなく、採用試験に合格して初めて公立学校の教員として働く道が開かれます。

免許取得後に別の教科へ変更することはできるのか

一度取得した教員免許とは別の教科を担当したい場合、新たに必要な免許を取得することで可能になる場合があります。

例えば、中学校英語の免許を持っている人が、後から高校国語の免許を取得するために追加で必要な単位を修得するケースがあります。

ただし、免許がない教科を自由に担当できるわけではありません。特に公立学校では、原則として取得している免許状に基づいて教科を担当します。

まとめ

教員免許を取得すると、担当できる学校種や教科は免許状の種類によって決まります。大学でどの教科の教職課程を履修するかによって、将来受験できる教員採用試験の区分も変わります。

教員免許は取得するだけなら大学で必要な単位を修得することで可能ですが、実際に教員として働くには教員採用試験に合格する必要があります。

そのため、教員を目指す場合は、大学入学後できるだけ早い段階で「どの学校で、どの教科を教えたいのか」を考え、自分が必要とする免許取得のための履修計画を立てることが大切です。

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