派遣社員が退職する際、失業給付の手続きなどで必要になることがある離職票ですが、「派遣先を辞めるだけでも発行されるのか」「派遣会社の登録解除が必要なのか」「自分から依頼しないともらえないのか」と疑問に感じる人は少なくありません。
派遣という働き方では、雇用契約を結んでいる相手と実際に働く場所が異なるため、一般的な退職とは少し違った確認が必要です。この記事では、派遣社員が離職票を受け取るための条件や手続きの流れについて詳しく解説します。
派遣社員の離職票は派遣先ではなく派遣会社が発行手続きを行う
派遣社員の場合、雇用契約を結んでいるのは派遣先企業ではなく派遣元である派遣会社です。そのため、離職票の発行手続きを行うのも派遣会社になります。
例えば、Aという派遣会社からBという会社へ派遣されて働いていた場合、B社での勤務が終了しても、雇用関係が続いている場合は退職扱いにならないことがあります。
離職票が必要になるかどうかを判断する際は、「派遣先の仕事が終了したか」ではなく、「派遣会社との雇用契約が終了したか」が重要になります。
派遣先を辞めるだけでは離職票が発行されない場合がある
派遣契約が終了しても、派遣会社との登録や雇用契約が継続している場合は、すぐに離職票が発行されないケースがあります。
例えば、派遣先との契約が3月末で終了したものの、派遣会社が次の仕事を紹介できる状態であり、本人も登録を継続している場合は、失業状態とは判断されない可能性があります。
一方で、派遣会社との雇用契約も終了し、今後働く予定がない場合は、派遣会社に離職票の発行を依頼することで手続きを進めることができます。
派遣会社の登録解除をしないと離職票はもらえないのか
派遣会社への登録を削除することと、離職票の発行は必ずしも同じ意味ではありません。重要なのは、雇用関係が終了しているかどうかです。
派遣会社によっては、離職票を発行するために退職手続きや契約終了の確認を行います。その際、今後も仕事紹介を希望するのか、登録を継続するのかを確認されることがあります。
例えば、「もう派遣では働く予定がなく失業給付を申請したい」という場合は、その意思を派遣会社へ明確に伝えることで、必要な手続きを進めてもらいやすくなります。
離職票は自分から請求しないともらえないことがある
離職票は、会社が退職者全員に必ず自動送付しなければならないものではありません。特に、次の仕事が決まっている人や不要だと考えている人もいるため、会社側が発行希望を確認する場合があります。
そのため、失業給付を受ける予定がある場合は、退職時に「離職票を発行してください」と派遣会社へ伝えておくことが大切です。
具体的には、退職手続きの際に「ハローワークで失業給付の申請をする予定なので、離職票の発行をお願いします」と伝えると、担当者にも目的が伝わりやすくなります。
派遣社員が離職票を受け取るまでの流れ
派遣社員が離職票を受け取る一般的な流れは以下のようになります。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 派遣会社へ退職や契約終了の意思を伝える |
| 2 | 派遣会社が離職に関する手続きを行う |
| 3 | ハローワークで離職票が発行される |
| 4 | 派遣会社から本人へ離職票が渡される |
手続きには一定の期間がかかるため、退職後すぐに必要な場合は早めに派遣会社へ依頼しておくと安心です。
また、離職票が届かない場合は、派遣会社へ確認し、それでも対応されない場合はハローワークへ相談することもできます。
まとめ|派遣社員の離職票は雇用関係の終了がポイント
派遣社員の場合、離職票は派遣先を辞めたかどうかではなく、派遣元である派遣会社との雇用関係が終了したかどうかが重要になります。
派遣先の契約が終わっただけで、派遣会社との登録や雇用関係が続いている場合は、離職票がすぐ発行されないことがあります。
失業給付の申請などで離職票が必要な場合は、退職時に派遣会社へ明確に発行依頼をしておくことが大切です。早めに確認しておくことで、退職後の手続きをスムーズに進めることができます。


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