35歳未経験経理6年の転職は可能?上場企業・上場子会社で年収アップを目指すためのポイント

転職

35歳で経理職としてのキャリアを積み、さらに上場企業や上場子会社への転職、年収アップを目指すことは十分検討できる選択肢です。ただし、経理職の転職では年齢だけではなく、これまで担当してきた業務範囲や決算経験、今後伸ばせる専門性が重要になります。

中小企業で総務経理を幅広く経験してきた場合、上場企業の経理とは求められる役割が異なる部分もあります。しかし、日々の仕訳や債権債務管理、月次決算、資金管理などの経験は経理職として評価される土台になります。この記事では、35歳から上場企業・上場子会社の経理職へ転職する可能性や、年収アップにつなげる方法について解説します。

35歳の経理転職で評価されるポイントとは

経理職の転職では、単純に資格の有無だけではなく、実際にどのレベルの業務を経験してきたかが重視されます。

特に評価されやすい経験として、月次決算、年次決算、資金繰り、固定資産管理、税務対応、監査対応などがあります。上場企業やそのグループ会社では、決算の正確性やスピード、内部統制への理解も求められます。

中小企業で経理を担当している場合、担当範囲が広くなりやすいため、総務業務を兼任していたとしても「幅広いバックオフィス経験」としてアピールできます。

現在の経理経験は転職市場でどのように見られるか

経費精算、小口現金管理、仕訳入力、売掛金・買掛金管理、銀行業務、資金繰り表作成、月次決算などの経験は、経理職として基本的な実務経験に該当します。

特に月次決算に関わっている点は重要です。単なる入力作業ではなく、勘定科目や残高確認、消費税区分チェック、決算整理仕訳、勘定科目内訳書作成まで経験している場合、企業側から見ても一定の実務経験があると判断されます。

一方で、上場企業の経理では連結決算、有価証券報告書作成、開示業務、監査法人対応などの経験が求められる求人もあります。そのため、最初から大手上場企業の本体経理だけに絞るより、上場子会社や中堅企業の経理職も含めて探す方が可能性は広がります。

日商簿記1級は転職で有利になるのか

日商簿記1級は経理職において高く評価される資格の一つです。ただし、資格だけで年収が大きく上がるというより、実務経験と組み合わせることで価値が高まります。

例えば、日商簿記2級を取得して経理未経験から採用され、その後6年間実務経験を積みながら1級レベルの知識を身につけた場合、「会計知識を継続的に学べる人材」として評価される可能性があります。

また、将来的に税理士試験の簿記論・財務諸表論などへ挑戦する姿勢も、経理専門職としてキャリアを築きたい意欲のアピールになります。ただし、転職活動では資格取得予定だけではなく、現在できる業務を具体的に伝えることが重要です。

年収380万円からアップを目指す場合の現実的なライン

35歳の経理職で年収380万円の場合、転職によって年収アップできる可能性はあります。ただし、企業規模や地域、経験する業務内容によって幅があります。

例えば、上場企業や上場子会社の経理職では、経験やポジションによって400万円台から500万円台を目指せる求人もあります。一方で、上場企業本体の経理部門で高度な決算業務を求められる場合は、連結決算や開示経験が条件になることもあります。

そのため、転職先を探す際には「年収だけ」ではなく、「今後経験できる業務」を確認することが大切です。数年後に市場価値を高められる環境を選ぶことで、将来的な年収アップにつながります。

次の転職先で経験すると強みになる業務

今後のキャリアを考えるなら、現在経験できていない業務を積める職場を選ぶことがおすすめです。

  • 年次決算を主体的に担当する経験
  • 連結決算の補助経験
  • 監査法人対応
  • 税務申告や税務調査対応
  • 開示資料作成
  • 内部統制や業務改善

例えば、現在は会計士事務所へ委託している税務業務について、転職先で税務関連の経験を積めれば、経理職としての専門性はさらに高まります。

35歳からでも、経理として専門分野を作ることで40代以降のキャリア形成は十分可能です。

中小企業経理から上場企業経理へ転職するときの注意点

中小企業経理と上場企業経理では、同じ経理でも仕事の進め方が異なります。中小企業では一人で幅広く担当することが多い一方、上場企業では業務が細分化され、特定分野の専門性が求められます。

そのため、面接では「何でもやっていました」と伝えるより、「仕訳から月次決算、資金管理まで担当し、正確な会計処理を継続して行ってきた」というように具体的な実績として説明すると評価されやすくなります。

また、転職活動では上場企業だけに限定せず、上場準備企業や大手グループ会社、中堅企業の経理求人も見ることで、自分の経験を活かせる選択肢が増えます。

まとめ|35歳からの経理転職は経験の伝え方次第で可能性がある

35歳で経理経験6年があり、日商簿記1級レベルの知識を身につけている場合、経理職として次のステージを目指すことは十分可能です。

重要なのは、自分の経験を過小評価せず、仕訳入力だけではなく、決算補助や資金管理、債権債務管理など企業運営に必要な業務を担当してきた点を正しく伝えることです。

上場企業や上場子会社への転職を目指す場合でも、最初から完璧な経験を求める必要はありません。今後専門性を高められる環境を選び、実務経験と資格学習を積み重ねることで、年収アップや経理職としてのキャリアアップにつながる可能性があります。

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