新卒で社会人になったばかりの時期は、仕事を覚えるために忙しくなることがあります。しかし、毎月の残業時間が多く、さらに残業代が一部しか支払われていない場合は、心身への負担が大きくなる可能性があります。
この記事では、新卒社員が長時間残業を抱えた場合に確認すべきポイント、サービス残業の問題、無理なく働き続けるための対処方法について解説します。
新卒社員の残業時間が月75時間の場合に考えるべきこと
新卒社員の場合、業務を覚えるまでに時間がかかるため、ある程度の残業が発生することはあります。しかし、毎月平均75時間ほどの残業が続いている場合、単なる繁忙期ではなく、職場環境そのものを確認する必要があります。
長時間労働が続くと、睡眠時間が減少したり、休日も疲労回復だけで終わったりすることがあります。特に社会人生活に慣れていない新卒時期は、精神的な負担も大きくなりやすいです。
例えば、平日は朝から夜遅くまで勤務し、帰宅後は食事と睡眠だけになる生活が続く場合、仕事の成長以前に健康を維持することが難しくなる可能性があります。
サービス残業が発生している場合に確認すべきこと
残業代については、働いた時間に対して適切に支払われることが基本です。会社が定めた固定残業時間を超えて働いている場合や、実際の残業時間と支給される残業代に差がある場合は、内容を確認することが重要です。
例えば、月75時間残業しているにもかかわらず45時間分しか残業代が支給されていない場合、残り30時間分について会社の扱いがどうなっているのか確認する必要があります。
単純に「新卒だから仕方ない」「みんなやっているから我慢する」という考えで放置すると、長時間労働が当たり前の環境になってしまう可能性があります。
長時間残業が続く職場で最初に行うべき対応
仕事を始めたばかりの時期は、すぐに退職を考える前に状況を整理することが大切です。まずは、自分がどれくらい働いているのか客観的に把握しましょう。
具体的には、以下のような記録を残しておくことが有効です。
- 出勤時間と退勤時間
- 実際に行った業務内容
- 残業時間
- 残業代として支給された金額
- 上司から残業を指示された状況
例えば、毎日30分から1時間程度のサービス残業が積み重なっている場合でも、月単位では大きな時間になります。記録を残すことで、会社へ相談するときや今後の判断材料になります。
新卒だから我慢する必要があるのか
新卒社員は「まだ仕事ができないから長時間働くのは当然」と考えてしまうことがあります。しかし、成長のための努力と、過度な長時間労働を続けることは別です。
仕事を覚えるために自主的に勉強することは成長につながりますが、会社側が必要以上の業務量を与え、恒常的な残業を発生させている場合は別の問題です。
例えば、先輩社員も全員毎日深夜まで働いている場合、それは個人の能力不足ではなく、部署の業務量や人員配置に問題がある可能性があります。
心身に限界を感じた場合の選択肢
長時間労働によって「眠れない」「仕事のことを考えると苦しい」「休日も回復しない」と感じる場合は、無理を続けないことが大切です。
相談先としては、直属の上司、人事部、社内相談窓口、労働基準監督署などがあります。状況によっては、第三者へ相談することで解決の糸口が見つかる場合があります。
また、入社して間もない時期でも転職を検討することは可能です。短期間での転職に不安を感じる人もいますが、健康を損なうほどの環境で働き続けることが必ずしも正しい選択とは限りません。
仕事を続けるか判断するときのポイント
現在の職場を続けるか判断するときは、残業時間だけでなく、改善の可能性を見ることが重要です。
確認したいポイントは以下の通りです。
- 残業削減について会社が対応しているか
- 上司へ相談した場合に改善されるか
- 業務量が一時的なものなのか恒常的なのか
- 給与や待遇が労働量に見合っているか
- 今後スキルや経験につながる仕事なのか
例えば、繁忙期だけ残業が増えており、会社が改善に取り組んでいる場合は状況が変わる可能性があります。一方で、毎月同じような長時間残業が続き、サービス残業も常態化している場合は慎重に考える必要があります。
まとめ
新卒社員が仕事に慣れるまで忙しい時期を経験することはありますが、月75時間の残業が続き、さらにサービス残業が発生している場合は注意が必要です。
大切なのは、「新卒だから仕方ない」とすべてを我慢することではなく、自分の労働時間や職場環境を客観的に確認することです。残業時間を記録し、必要であれば会社や専門機関へ相談することも選択肢になります。
仕事は長く続けることで経験や成長につながります。しかし、健康を失ってしまっては本来の力を発揮できません。自分の将来のためにも、無理を続ける前に現在の働き方を見直すことが大切です。


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