ハローワークで失業保険(雇用保険の基本手当)の手続きをすると、基本手当日額と給付日数が決まります。その際、「基本手当日額×給付日数をすれば、実際にもらえる金額が分かるのか」と疑問に感じる人は多くいます。
この記事では、基本手当日額5160円、給付期間90日のケースを例に、失業保険の総額計算方法や支給されるタイミング、注意しておきたいポイントについて分かりやすく解説します。
失業保険は基本手当日額×給付日数でおおよその総額を計算できる
失業保険の基本的な計算方法は、基本手当日額に所定給付日数を掛けることで求められます。基本手当日額とは、失業中に1日あたり支給される金額のことです。
例えば、基本手当日額が5160円で所定給付日数が90日の場合、計算上は「5160円×90日=464400円」となります。そのため、条件どおり90日分すべて受給できた場合の支給総額の目安は464400円です。
ただし、実際の受給額は必ずしも最初に計算した金額と完全に一致するとは限りません。失業認定の状況や就職時期などによって、受け取る日数が変わる場合があります。
失業保険は一括ではなく認定日に分けて支給される
基本手当は、給付期間分をまとめて一度にもらえる制度ではありません。原則として、ハローワークで定期的に失業認定を受け、その認定された日数分が後日振り込まれます。
例えば90日分の給付を受ける場合でも、28日ごとの失業認定で認められた日数分ずつ支給されるケースが一般的です。最初から464400円が一括で振り込まれるわけではありません。
また、自己都合退職の場合は、受給資格決定後に給付制限期間が設けられることがあります。そのため、退職してすぐに基本手当の支給が始まるとは限りません。
満額を受け取るためには失業状態を継続する必要がある
基本手当日額と給付日数が決まっていても、90日間すべて受給するには、受給期間中に失業状態であることが必要です。途中で就職した場合、その時点で基本手当の支給は終了します。
例えば、90日の給付予定で30日目に就職が決まった場合、残り60日分をそのまま受け取れるわけではありません。ただし、条件を満たせば再就職手当という別の制度を利用できる可能性があります。
そのため、早期就職を目指す人にとっては、失業保険を満額受け取ることだけが最も得な選択とは限りません。状況に応じて利用できる制度を確認することが大切です。
基本手当の受給で確認しておきたいポイント
失業保険を受け取る際には、ハローワークでの求職活動実績が必要になります。単に仕事をしていないだけでは、基本手当を受給し続けることはできません。
また、アルバイトや副業などをした場合、働いた日数や収入によっては支給額が減額されたり、支給対象外になったりする場合があります。
例えば、短時間のアルバイトでも申告が必要になるケースがあります。申告せずに受給すると不正受給と判断される可能性があるため、仕事をした場合は必ずハローワークへ相談しましょう。
基本手当日額はどのように決まるのか
基本手当日額は、退職前の給与をもとに計算されます。一般的には、退職前6か月間の賃金を基準にした賃金日額から算出され、年齢や賃金水準によって上限額も設定されています。
そのため、同じ給付日数90日でも、人によって基本手当日額は異なります。5160円という金額の場合も、その人の退職前の給与や年齢などの条件によって決定されたものです。
自分の場合に正確な受給総額を知りたい場合は、ハローワークから渡される雇用保険受給資格者証などで、基本手当日額と所定給付日数を確認すると確実です。
まとめ:5160円×90日で計算できるが、実際の受給額は条件によって変わる
基本手当日額が5160円、給付日数が90日の場合、単純計算では464400円が受給総額の目安になります。
ただし、失業保険は90日分が一括支給される制度ではなく、失業認定を受けながら分割で支給されます。また、途中で就職した場合や働いた場合などは、受給できる金額が変わる可能性があります。
自分の状況に合った正確な受給額を知るためには、ハローワークで受給条件や残りの給付日数を確認しながら手続きを進めることが大切です。


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