全商簿記1級の会計分野では、決算整理後の損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)を完成させる問題が頻出です。多くの受験生が苦戦するのが勘定科目の穴埋めですが、単純な暗記だけでなく、勘定科目がどのグループに属するかを理解すると覚えやすくなります。この記事では、勘定科目の効率的な覚え方と、試験でよく出題される項目をまとめて紹介します。
勘定科目は丸暗記より「分類」で覚える
貸借対照表や損益計算書の穴埋め問題は、勘定科目の位置を理解しているかが問われています。
例えば「売掛金」「受取手形」「未収金」はすべて流動資産に分類されます。このように仲間ごとに覚えると記憶が定着しやすくなります。
勘定科目→場所を覚えるのではなく、場所→勘定科目を思い出せるようにすることが重要です。
問題演習が最も効果的な理由
全商簿記1級では、実際に問題を解きながら覚える方法が最も効率的です。
同じ勘定科目が何度も出題されるため、3〜5回ほど総合問題を解けば自然と頻出項目が頭に残ります。
例えば「貸倒引当金」「減価償却累計額」「未払費用」などは毎回のように登場するため、問題演習を重ねることで定着しやすくなります。
貸借対照表で頻出の勘定科目一覧
流動資産
| 頻出科目 |
|---|
| 現金 |
| 当座預金 |
| 普通預金 |
| 受取手形 |
| 売掛金 |
| 有価証券 |
| 商品 |
| 貯蔵品 |
| 前払費用 |
| 未収収益 |
| 未収金 |
| 仮払金 |
固定資産
| 有形固定資産 | 無形固定資産 | 投資その他の資産 |
|---|---|---|
| 建物 | 特許権 | 投資有価証券 |
| 備品 | 商標権 | 長期貸付金 |
| 土地 | ソフトウェア | 出資金 |
| 車両運搬具 | 敷金 |
流動負債
- 支払手形
- 買掛金
- 未払金
- 未払費用
- 前受収益
- 預り金
- 仮受金
固定負債
- 社債
- 長期借入金
- 退職給付引当金
純資産
- 資本金
- 資本準備金
- 利益準備金
- 繰越利益剰余金
損益計算書で頻出の勘定科目一覧
売上総利益の部
- 売上高
- 仕入高
- 期首商品棚卸高
- 期末商品棚卸高
販売費及び一般管理費
- 給料
- 給与
- 旅費交通費
- 通信費
- 消耗品費
- 水道光熱費
- 広告宣伝費
- 支払家賃
- 減価償却費
- 貸倒引当金繰入
営業外収益
- 受取利息
- 受取配当金
- 有価証券利息
営業外費用
- 支払利息
- 社債利息
特別利益
- 固定資産売却益
- 有価証券売却益
特別損失
- 固定資産売却損
- 固定資産除却損
- 有価証券売却損
穴埋め問題を覚えるおすすめ勉強法
まず貸借対照表と損益計算書を白紙に書き、各区分の見出しを覚えましょう。
次に、流動資産なら10個、販売費及び一般管理費なら10個というように、自分で一覧を書き出してみると記憶が定着します。
さらに過去問題や予想問題を解き、間違えた勘定科目だけをノートにまとめると効率よく弱点を克服できます。
試験直前に確認したい重要ポイント
全商簿記1級の穴埋め問題は、難しい勘定科目よりも基本的な勘定科目を正確に分類できるかが重要です。
特に「未収・未払」「前払・前受」「営業外収益・特別利益」の区別は頻繁に出題されます。
勘定科目の名称だけでなく、なぜその場所に表示されるのかまで理解しておくと応用問題にも対応できます。
まとめ
全商簿記1級の損益計算書・貸借対照表の穴埋め問題は、丸暗記よりも分類ごとに覚えることが合格への近道です。
頻出科目は毎回ほぼ同じなので、総合問題を繰り返し解きながら勘定科目と表示区分をセットで覚えましょう。
特に流動資産、販売費及び一般管理費、営業外収益・費用、特別利益・損失は重点的に確認しておくと得点源になります。


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