友人や知人との会話で年収の話題になった際に、後から実際の収入を知って驚いた経験がある人は少なくありません。特に年収は「額面」で話す人もいれば「手取り感覚」で話す人もいるため、数字に大きな差が生じることがあります。この記事では、年収を少なく言う人がいる理由や、手取りと額面の違いについてわかりやすく解説します。
年収を少なく言う人は意外と多い
公的な統計で「年収を少なく申告する人の割合」が示されているわけではありませんが、日常会話では実際の年収より低めに伝える人は珍しくありません。
その理由として、収入が高いことを自慢と受け取られたくない、嫉妬や詮索を避けたい、プライバシーを守りたいといった心理があります。
特に日本ではお金の話をオープンにしない文化があるため、実際の年収より少なめに話す人も一定数存在します。
年収と手取りは大きく違う
年収を語る際に最も多い勘違いが、「年収」と「手取り」を混同しているケースです。
年収とは税金や社会保険料が引かれる前の総支給額を指します。一方で手取りは、各種控除後に実際に受け取る金額です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 年収 | 税金や保険料控除前の総支給額 |
| 手取り | 実際に受け取る金額 |
そのため、本人が「年収400万円くらい」と言っていても、実際には手取りベースで考えていたり、逆にボーナスを含めていなかったりする場合があります。
質問のケースを計算するとどうなる?
例えば、手取り月35万円でボーナス手取り200万円の場合を考えてみます。
35万円×12か月=420万円です。さらにボーナス手取り200万円を加えると、年間の手取りは約620万円になります。
一般的に手取り620万円を得るためには、額面年収は800万円前後から900万円近くになるケースもあります。もちろん家族構成や控除内容によって変動します。
このため、その人が「年収400万円はある」と言ったとしても、実際にはかなり控えめに話していた可能性があります。
なぜ収入を低く言うのか
年収を少なく言う背景にはさまざまな事情があります。
- お金目当てと思われたくない
- 職場や友人との比較を避けたい
- 税金や保険料を差し引いた感覚で話している
- 資産状況を知られたくない
- 単純に面倒なので大まかに答えている
特に高収入層ほど、実際より少なく話す傾向が見られることがあります。
年収の話を聞くときの注意点
年収の数字だけで生活水準を判断するのは危険です。
同じ年収でも、住宅ローンの有無や家族構成、地域差によって生活状況は大きく変わります。また、ボーナスや各種手当を含めているかどうかでも数字は変わります。
年収の話を聞いた際は、「額面なのか手取りなのか」「ボーナス込みなのか」を確認しなければ正確な比較はできません。
まとめ
年収を実際より少なく言う人は一定数存在しますが、その割合を正確に示すデータはありません。ただし、日本では収入を控えめに話す文化があり、特に高収入の人ほど実態より低く伝えるケースがあります。
また、年収と手取りを混同している人も少なくありません。月の手取り35万円とボーナス手取り200万円であれば、額面年収は400万円を大きく超える可能性が高く、単純な数字だけでは実際の収入を判断できないことを理解しておくことが大切です。

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