「小学校の先生と高校の先生では資格が違うの?」「やっぱり高校の先生の方が難しいの?」と気になる人は多いでしょう。教員免許は学校種別ごとに分かれており、取得方法や必要な勉強内容にも違いがあります。この記事では、小学校・中学校・高校の教員免許の違いや、仕事内容、給料、大学教員との違いまで分かりやすく整理します。
教員免許は学校ごとに別の資格
まず大前提として、小学校・中学校・高校では教員免許が別になっています。
たとえば、小学校教諭免許を持っていても、そのまま高校教師にはなれません。
それぞれ必要な免許は以下のように分かれています。
| 学校 | 必要な免許 |
|---|---|
| 小学校 | 小学校教諭免許状 |
| 中学校 | 中学校教諭免許状(教科別) |
| 高校 | 高等学校教諭免許状(教科別) |
中学校と高校は「数学」「英語」「理科」など教科ごとの専門免許になります。
つまり、小学校は“全教科型”、中高は“専門教科型”という違いがあります。
小学校と中学校・高校では求められる能力が違う
小学校教員は、国語・算数・理科・社会・音楽など幅広く教える必要があります。
さらに生活指導や保護者対応もかなり重要です。
一方、中学校・高校では専門教科の知識が強く求められます。
たとえば高校数学の先生なら。
- 数III
- 微分積分
- ベクトル
- 確率統計
など高度な内容を教える必要があります。
そのため、「高校の方が難しい」というイメージを持つ人も多いですが、実際には“求められる能力の方向性が違う”と言った方が正確です。
大学の先生はさらに別世界
よく「小学校→中学校→高校→大学」という順で難しくなるイメージがあります。
ただ、大学教員はそもそも“教員免許”の世界とはかなり違います。
大学の先生になるには。
- 大学院修士課程
- 博士課程
- 研究実績
- 論文
などが重要になります。
小中高のように「教員採用試験に合格すればOK」という単純な仕組みではありません。
大学教員は“研究者”としての側面がかなり強い職業です。
教員免許には「一種」「二種」「専修」がある
実は教員免許にはランクのような区分もあります。
| 種類 | 主な取得条件 |
|---|---|
| 二種免許 | 短大卒程度 |
| 一種免許 | 大学卒程度 |
| 専修免許 | 大学院修士課程修了 |
現在は一種免許取得が一般的です。
特に公立学校では大学卒が主流なので、実際には一種免許の先生が多くなっています。
給料は学校種別だけでは大差ないことも多い
「高校の先生の方が給料が高そう」と思う人もいますが、公立学校の場合はそこまで単純ではありません。
基本的には。
- 自治体の給与表
- 勤続年数
- 役職
で決まるケースが多いです。
そのため、小学校だから極端に低い、高校だから極端に高い、というわけではありません。
ただし。
- 部活動手当
- 管理職手当
- 地域手当
などで差が出ることはあります。
また私立学校では学校ごとの差がかなり大きいです。
実際は「どの校種が楽か」は単純比較できない
小学校は全教科指導と学級経営が大変です。
中学校は思春期対応と部活動負担があります。
高校は専門教科の深い知識や進路指導が重要になります。
つまり、それぞれ別の難しさがあります。
たとえば。
- 小学校→保護者対応が多い
- 中学校→生活指導が大変
- 高校→受験指導が重い
など、求められる役割がかなり違います。
まとめ
小学校・中学校・高校の教員免許は、それぞれ別の資格です。
小学校は全教科型、中学校・高校は教科専門型という特徴があります。
また、「高校の方が偉い」という単純な構造ではなく、学校種別によって必要な能力が違います。
給料についても、公立では自治体基準が中心なので、学校種別だけで大きく変わるわけではありません。
教員を目指す場合は、“どの年代の子どもと関わりたいか”を軸に考える人も多いでしょう。


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