司法書士試験の模試を受けていると、「LECだけ妙に点数が伸びない」「特に民法だけ難しく感じる」という声は少なくありません。
実際、伊藤塾やLECなど予備校によって問題の作り方や重視する論点に違いがあり、同じ受験生でも得点差が出ることがあります。
特に全国公開模擬試験では、本試験を意識した出題でありながら、やや難しめ・細かめに作られている年度もあります。
この記事では、司法書士試験におけるLEC模試と本試験の難易度の違いや、民法で失点しやすい理由、模試の活用方法について整理して解説します。
LEC模試の民法は「本試験より細かい」と感じる人は多い
司法書士受験生の間では、LEC模試の民法は比較的「ひねりが強い」「知識の細部を聞く」と言われることがあります。
特に、
- 判例の細かな射程
- 肢の切り方
- 複数論点の混合問題
- 条文知識の正確性
などを問う問題が多く、「本試験より難しい」と感じる受験生も少なくありません。
模試は“本試験より少し負荷をかける”設計になっていることも多いです。
本試験の民法との違い
本試験の民法は、もちろん難問もありますが、全体としては「基本知識を正確に使えるか」を重視する傾向があります。
一方、LEC模試では、
| LEC模試 | 本試験 |
|---|---|
| 細かい知識を聞く | 基本論点中心 |
| 肢が長め | 比較的素直 |
| ひっかけが多い | 典型論点が多い |
という違いを感じる人もいます。
そのため、LEC模試で民法が数問落ちていても、本試験で必ず同じように崩れるとは限りません。
午前27〜28点なら十分戦えているケースも多い
質問のように、
- 午前27〜28
- 午後29〜30
- 記述120前後
で推移している場合、全体としてはかなり戦えている位置にいる受験生も多いです。
司法書士試験では、午前だけ・午後だけ突出して高得点というより、基準点を安定して超えることが重要になります。
特に記述が安定している受験生は、本試験で総合合格点に届くケースも珍しくありません。
模試での“数問差”に必要以上に振り回されないことも大切です。
民法で失点する受験生に多い特徴
LEC模試で民法を落としやすい人には、いくつか共通点があります。
判例知識が曖昧
「結論だけ覚えている」状態だと、LEC系の細かい肢に引っかかりやすくなります。
肢を急いで読む
民法は一語違うだけで正誤が逆になることがあります。
特に全国模試では、時間に追われて読み飛ばすと失点しやすいです。
改正民法周辺が不安定
近年は改正論点周辺の出題も増えているため、旧知識との混同で落とすケースもあります。
模試は「順位」と「復習」が重要
司法書士試験では、模試の点数そのものより、
- 全国順位
- 基準点との差
- どこを落としたか
の方が重要視されます。
例えば、難しい回で全国的に点数が低ければ、27点でも十分上位ということがあります。
また、模試は「今できるか」より、「本試験までに弱点を潰せるか」を確認する意味合いも強いです。
そのため、民法で5問落としたなら、単に落ち込むより、
- 条文知識不足なのか
- 判例理解不足なのか
- 読み違いなのか
を分析した方が、本試験では大きな差になります。
伊藤塾生がLEC模試で苦戦することはある?
これは実際によくあります。
予備校ごとに、
- 肢の作り方
- 重視論点
- 講義の強弱
が微妙に違うため、普段触れていないタイプの問題だと点が落ちることがあります。
逆に、LEC生が伊藤塾模試で戸惑うケースもあります。
ただ、本試験は特定予備校寄りではないため、最終的には「基本知識を横断的に理解している人」が強いです。
まとめ
LEC模試の民法は、本試験より細かく難しく感じる受験生も多く、特に判例知識や肢の読み込みを要求される傾向があります。
そのため、LEC模試で民法を数問落としていても、すぐに本試験レベル不足と判断する必要はありません。
むしろ、
- 午前27〜28点
- 午後29〜30点
- 記述120点前後
で安定しているなら、十分合格圏を狙える位置にいる受験生も多いです。
模試は点数だけでなく、「どこで落としたか」「なぜ迷ったか」を分析することで、本試験直前期の伸びにつながります。


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