簿記2級 連結会計における掛販売の売上原価と買掛金の処理方法

会計、経理、財務

簿記2級の連結会計では、親会社と子会社間の掛販売に関する処理方法に注意が必要です。特に、親会社P社が子会社S社に掛販売した場合、連結財務諸表上の売上や仕入れ、売掛金・買掛金の取り扱いが問題となります。

掛販売の基本的な処理

親会社が子会社に商品を掛で販売した場合、親会社では売上高と売掛金を計上し、子会社では仕入高と買掛金を計上します。しかし、連結財務諸表を作成する際には、親子間取引を消去する必要があります。

具体的には、親会社の売上110,000千円と子会社の仕入110,000千円は相殺され、連結売上および連結売上原価には計上されません。また、親子間の売掛金・買掛金も消去して、連結財務諸表上には現れません。

売掛金・買掛金を含めるかどうか

質問の通り、P社の売掛金110,000千円とS社の買掛金110,000千円を連結財務諸表に含めるのは間違いです。連結財務諸表では、内部取引は消去されるため、親子間の債権債務は帳消しにされます。

従って、売上110,000千円と売上原価110,000千円も内部取引分は消去され、連結売上・連結売上原価には計上されません。この考え方は、他の例題での2段階処理(親会社: 売掛金・売上、子会社: 買掛金・仕入)と原理は同じで、連結消去の有無による差異です。

まとめ

連結会計において、親子会社間の掛販売では売上・仕入、売掛金・買掛金は内部取引として消去されます。したがって、連結財務諸表上で親子間の掛金を計上する必要はありません。ポイントは、親子間取引を見極め、連結消去を正しく行うことです。

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