簿記2級の本試験では、本店が支店の給与や製造間接費、仕掛品を支払った場合の仕訳処理で迷うことがあります。特に支店会計では、どの勘定科目で処理するかがポイントです。
支店会計における給与の処理
支店従業員の給与を本店が支払った場合、支店側では本店からの支払いを受ける形で仕訳を行います。勘定科目は「支店勘定」に対して「現金」または「普通預金」を使用し、直接「賃金」勘定で処理することは通常ありません。支店会計では本店勘定で集約されます。
製造間接費と仕掛品の取り扱い
製造間接費は、支店で発生したものか本店から負担されたものかで処理が異なります。支店負担分は支店側で「製造間接費」を借方に計上します。仕掛品については、原材料費や賃金と連動して製造原価として計上するため、支店側では「仕掛品」を借方に記録し、対応する貸方に本店勘定を使うことが多いです。
仕訳例
例:本店が支店給与100,000円を支払った場合
支店側の仕訳
借方:支店勘定 100,000円
貸方:現金 100,000円
製造間接費や仕掛品も同様に、借方に費用または資産、貸方に本店勘定で処理します。
ポイント
- 直接「賃金」勘定を支店で使用するのではなく、本店勘定で支払のやり取りを管理する
- 製造間接費や仕掛品も支店側では借方に費用・資産、貸方に本店勘定
- 支店会計は本店との金銭授受を整理する仕組みとして理解する
まとめ
簿記2級支店会計では、給与・製造間接費・仕掛品は支店側で直接費用計上するのではなく、本店勘定とのやり取りで処理するのが正しい考え方です。仕訳の基本ルールを理解しておくと、本試験で迷わず対応できます。


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