売掛金と普通預金の仕分け例:売上の計上から入金確認まで

会計、経理、財務

簿記の仕分けについて、売掛金の計上から実際の入金確認までの流れを理解することは、日常的な経理業務において重要です。今回は、売掛金と普通預金に関する基本的な仕分けの例を紹介します。具体的な取引内容をもとに、仕分けをどのように行うべきかを解説します。

取引① 4月15日:売掛金の計上

まず、4月15日に報酬確定の連絡があった場合の仕分けです。この場合、売掛金を計上し、売上を記録します。報酬が確定した時点では、まだ実際の入金はありませんが、将来的に入金が確定しているため、売掛金を借方に、売上を貸方に記入します。

4/15 売掛金 △△△△円 / 売上 △△△△円

この仕分けは、売掛金が将来受け取るべき金額であり、売上はその時点で確定した金額として記録されることになります。

取引② 5月10日:入金時の仕分け

次に、5月10日に売掛金が普通預金に入金された場合の仕分けです。ここでは、普通預金が増加し、売掛金が減少することになります。入金が確認できた時点で、売掛金を貸方に、普通預金を借方に記入します。さらに、振込手数料が発生している場合は、手数料を別途記録する必要があります。

5/10 普通預金 ****円 / 売掛金 △△△△円

もし振込手数料が発生していれば、次のように手数料を記録します。

5/10 支払手数料 ***円 / 普通預金 ***円

仕分けのポイント

売掛金と普通預金の仕分けは、取引の進行に応じて行います。まずは売掛金を計上し、その後実際の入金が確認できた段階で普通預金に記録します。支払手数料についても、入金額から差し引かれた金額として別途仕分けを行う必要があります。

まとめ

売掛金の計上から入金確認までの仕分けは、取引の流れを追いながら行うことが大切です。しっかりとした仕分けを行うことで、会計上の誤りを防ぎ、経理業務をスムーズに進めることができます。これらの仕分けの基本を押さえておけば、他の取引にも応用が可能です。

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