簿記一級の試験では、購入原価の計算が重要なテーマとなります。特に、外部材料副費(引取費用)や内部材料副費の配分方法について理解を深めることが必要です。この記事では、具体的な計算例を用いて、購入原価の計算方法と荷役費の配分についてわかりやすく解説します。
購入原価の計算方法とは?
購入原価は、購入代価に加えて、外部材料副費や内部材料副費を加算して求めます。具体的には、購入代価、荷役費、修費などが購入原価を構成します。購入原価の計算式は次の通りです。
購入原価 = 購入代価 + 外部材料副費 + 内部材料副費
問題の前提条件を確認
あなたが示した問題では、A材料とB材料の購入代価はそれぞれ次のように計算されています。
- A材料の購入代価:40kg × 200円 = 8,000円
- B材料の購入代価:20kg × 100円 = 2,000円
また、購入に伴う荷役費(1,200円)と修費(600円)が発生しています。荷役費と修費の配分方法について詳しく見ていきましょう。
荷役費の配分方法
荷役費(1,200円)は購入代価を基準に配分されます。つまり、A材料の購入代価(8,000円)とB材料の購入代価(2,000円)の合計(10,000円)を基にして配分されます。
具体的な計算は次の通りです。
- A材料への配分:1,200円 × 8,000円 / 10,000円 = 960円
- B材料への配分:1,200円 × 2,000円 / 10,000円 = 240円
ここで注意すべきポイントは、1,200円の荷役費を10,000円(A材料の購入代価8,000円 + B材料の購入代価2,000円)の合計額で割る点です。これにより、荷役費が購入代価に比例して配分されます。
修費の配分方法
修費(600円)は、購入数量に基づいて配分されます。具体的には、A材料とB材料の購入数量に基づいて配分する方法です。
配分の計算は次のようになります。
- A材料への配分:600円 × 40kg / 60kg = 400円
- B材料への配分:600円 × 20kg / 60kg = 200円
修費は購入数量に比例して配分され、これによりそれぞれの材料に適切な修費が割り当てられます。
購入原価の最終計算
最後に、購入原価を計算します。購入原価は、購入代価に荷役費と修費を加えたものです。
- A材料の購入原価 = 8,000円(購入代価) + 960円(荷役費) + 400円(修費) = 9,360円
- B材料の購入原価 = 2,000円(購入代価) + 240円(荷役費) + 200円(修費) = 2,440円
これで、A材料とB材料の購入原価がそれぞれ求められました。
まとめ
簿記一級の購入原価計算では、購入代価だけでなく、荷役費や修費などの副費を適切に配分することが求められます。荷役費は購入代価を基準に、修費は購入数量を基準にして配分することを覚えておきましょう。これにより、正確な購入原価が計算できます。試験や実務で役立つ知識ですので、しっかりと理解しておきましょう。


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