警察官を目指す人の中には、地元の都道府県警と規模の大きい警視庁の両方を受験する人もいます。その際に気になるのが、「両方に合格した場合、どちらに進むか自分で選択できるのか」という点です。
特に愛知県警と警視庁のように、どちらも人気が高い警察組織を併願する場合、合格後の進路がどのように決まるのか不安に感じる人も少なくありません。
この記事では、都道府県警と警視庁を併願した場合の基本的な考え方、合格後の選択方法、進路を決める際に確認したいポイントについて解説します。
警察官採用試験は基本的に別々の組織で実施される
愛知県警察と警視庁は、どちらも警察官を採用していますが、採用元となる組織は異なります。愛知県警は愛知県公安委員会の管轄、警視庁は東京都公安委員会の管轄で、それぞれ独自に採用試験を行っています。
そのため、愛知県警と警視庁の両方を受験すること自体は可能であり、それぞれの試験で合格・不合格が判断されます。
例えば、愛知県警を第一志望としていても、警視庁の試験に合格することがありますし、逆に警視庁を希望していて愛知県警にも合格するというケースもあります。
両方に合格した場合は自分で進路を選択できる
複数の警察組織から採用候補者となった場合、基本的には本人がどちらに進むかを選択することになります。
警察官採用試験は、大学入試のように第一志望・第二志望の順位によって自動的に進路が決定される仕組みではありません。愛知県警を第一志望として申告したからといって、警視庁の合格が無効になるわけでもありません。
例えば、愛知県警と警視庁の両方から採用の連絡を受けた場合、それぞれの仕事内容、勤務地、将来のキャリアなどを比較して、自分に合った方を選ぶことができます。
「第一志望が自動的に優先される」という話が出る理由
警察官採用試験について、「第一志望に自動的に決まる」という話を聞くことがあります。しかし、これは一般的な採用制度の仕組みとは少し異なります。
採用試験では、受験時に志望順位や希望を聞かれる場合があります。そのため、第一志望を重視しているように感じる人もいますが、複数の自治体や組織から合格した場合に最終的な意思決定をするのは本人です。
ただし、採用手続きには期限があるため、合格後に長期間返事を保留することはできません。各警察本部から届く案内を確認し、期限内に意思表示をする必要があります。
愛知県警と警視庁を選ぶときの比較ポイント
両方に合格した場合、単純な知名度だけではなく、自分がどのような警察官になりたいかを基準に考えることが大切です。
愛知県警の場合、地元に密着した警察活動ができることが大きな特徴です。地域住民との距離が近く、出身地や家族との関係を大切にしながら働きたい人には向いています。
一方、警視庁は日本最大規模の警察組織であり、東京都内の大規模事件や国際的な案件、特殊な警察活動に関わる機会があります。幅広い経験を積みたい人にとって魅力的な環境です。
採用後の生活やキャリアも考えて決めることが重要
警察官は採用された後、長期間その組織で勤務することになります。そのため、合格したことだけで判断せず、勤務地や生活環境、将来的なキャリアについても考える必要があります。
例えば、家族の近くで生活したい場合は地元警察を選ぶメリットがあります。一方で、若いうちに大都市で多様な事件経験を積みたい場合は警視庁を選ぶ理由になります。
どちらが優れているというものではなく、自分の目標や価値観に合う組織を選択することが大切です。
まとめ
愛知県警と警視庁を併願し、両方に合格した場合でも、基本的には自分自身で進む警察組織を選択できます。
第一志望として提出した情報によって自動的に進路が決まるわけではなく、合格後に仕事内容や勤務地、将来の目標を考えて判断することになります。
警察官は長く続ける仕事だからこそ、合格後の選択では知名度やイメージだけではなく、自分がどのような警察官を目指したいのかを基準に考えることが重要です。


コメント