履歴書を作成する際、短期間で退職した会社や研修期間中に辞めた会社を職歴として書くべきか迷う人は少なくありません。特に新卒で入社したものの、数週間で退職して次の会社へ転職した場合は、どこまで記載するべきか判断が難しいケースがあります。
この記事では、履歴書の職歴欄に短期間勤務した会社を書く基準や、入社後すぐ退職した場合の考え方、採用担当者に伝わりやすい記載方法について解説します。
履歴書の職歴は基本的に在籍した会社を記載する
履歴書の職歴欄には、原則として入社した会社や勤務した会社を記載します。勤務期間が短い場合でも、雇用契約を結び正式に入社していた場合は職歴として扱われることが一般的です。
例えば、新卒で4月1日に入社し、数日間の研修や自宅待機期間を経て4月上旬に退職した場合でも、会社に在籍していた事実があります。そのため、履歴書では職歴として記載することが望ましいです。
一方で、内定辞退や入社前に取り消した場合は、実際の雇用関係が発生していないため通常は職歴には含めません。
数週間や数か月で退職した職歴を書く理由
短期間で退職した会社を書くことに抵抗を感じる人もいますが、職歴を省略すると後から問題になる可能性があります。
企業側では、社会保険の加入履歴や雇用保険の手続きなどから過去の勤務状況を確認できる場合があります。そのため、短期間だからといって意図的に記載しないことは、経歴を偽っていると判断されるリスクがあります。
例えば、4月に新卒入社した会社を退職し、5月から別の会社に勤務している場合、履歴書には両方の会社を記載することで経歴の流れが自然になります。
新卒入社後すぐ退職した場合の職歴欄の書き方
短期間で退職した会社を書く場合も、通常の職歴と同じ形式で記載します。入社年月、会社名、退職年月を明確に書くことが大切です。
具体的には、以下のような形式になります。
2024年4月 株式会社〇〇 入社
2024年4月 一身上の都合により退職
その後、現在勤務している会社についても続けて記載します。短期間の退職理由については履歴書に詳しく書きすぎる必要はなく、面接で質問された場合に説明できるよう準備しておくと安心です。
研修期間中の退職でも職歴になるケース
自宅研修期間や入社直後の研修期間であっても、正式に入社手続きを完了している場合は職歴として扱われます。
重要なのは、実際に働いた日数ではなく、会社との雇用関係が存在していたかどうかです。研修に参加していなかった期間があったとしても、入社日から退職日まで在籍していた事実があります。
例えば、4月1日に入社し、会社都合や本人都合で4月5日に退職した場合でも、4月1日から4月5日まで勤務先として存在していたため、職歴欄への記載対象になります。
短期間の退職を面接で聞かれた場合の伝え方
短期間で退職した経歴がある場合、採用担当者が気にするのは退職した事実そのものよりも、理由や現在の仕事への考え方です。
説明するときは、前向きな表現を意識することが大切です。例えば「自分の適性を考えた結果、早い段階で方向性を見直し、現在は長く働くことを目標にしています」といった伝え方ができます。
短期間の経験でも、その経験から何を学び、次の職場でどう活かすかを説明できれば、必ずしも大きなマイナスになるとは限りません。
職歴を正確に書くことが信頼につながる
履歴書は応募者の経歴を確認する重要な書類です。そのため、勤務期間が短い会社であっても、正確な情報を書くことが基本になります。
特に新卒入社後すぐ退職した場合は、隠すよりも事実を簡潔に記載し、必要に応じて理由を説明できるようにしておく方が安心です。
採用では経歴だけでなく、現在の意欲や仕事への姿勢も重視されます。正直で分かりやすい履歴書を作成することが、信頼される応募につながります。
まとめ|新卒入社後すぐ退職した会社も基本的には職歴に記載する
新卒で入社した会社を短期間で退職した場合でも、正式に入社して雇用関係があった場合は履歴書の職歴欄に記載するのが一般的です。
数日間や数週間の勤務であっても、経歴を正しく伝えることが大切です。現在の勤務先までの流れを明確に書くことで、採用担当者にも分かりやすい履歴書になります。
短期間の退職経験がある場合でも、理由を整理し、前向きに説明できれば、その後のキャリア形成に活かすことができます。


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