簿記2級のCBT試験を目前に控え、本試験問題集では80点前後取れているのに、ネット模試では20〜40点しか取れず不安になる受験生は少なくありません。しかし、試験2週間前の段階では模試の点数そのものよりも、どこで失点しているのかを分析することの方が重要です。この記事では、試験直前期に何を優先して学習すべきか、どの教材を中心に使うべきかを解説します。
模試の点数が急に下がる理由とは
ネット試験対策の模擬試験は、本試験問題集よりも難易度が高めに設定されていることがあります。
また、CBT形式特有の画面操作や問題の表示方法に慣れていない場合、本来解ける問題でも焦って失点してしまいます。
特にCPAやネット試験対策サイトの模試は、本試験よりも難しい論点や複雑な問題を含むことがあり、20〜40点だからといって本試験で同じ結果になるとは限りません。
今の時期に新しい教材へ手を広げるべきか
試験まで残り2週間の場合、基本的には新しい教材へ手を広げすぎない方が効率的です。
多くの受験生は不安から別の問題集や予想問題集を購入しますが、知識が散らばり復習時間が不足するケースがあります。
今まで使用してきたTACの本試験問題集を中心に、間違えた論点を徹底的に復習する方が合格率は高まります。
優先して復習すべき論点
模試の解き直しを行う際は、単純に答えを覚えるのではなく、なぜ間違えたのかを分析することが重要です。
| 失点原因 | 対策方法 |
|---|---|
| 仕訳ミス | 基本仕訳を毎日確認する |
| 連結会計 | 総合問題を繰り返し解く |
| 工業簿記 | 標準原価計算やCVP分析を重点復習 |
| 時間不足 | 90分通し演習を実施する |
特に第2問・第3問の大問で失点している場合は、論点理解不足よりも演習不足であるケースが少なくありません。
試験2週間前のおすすめ学習スケジュール
この時期はインプットよりアウトプット中心に切り替えましょう。
- 1日目〜7日目:模試の解き直しと弱点論点の復習
- 8日目〜12日目:本試験形式の総合問題演習
- 13日目〜試験前日:仕訳・理論・頻出論点の最終確認
毎日仕訳問題を解く習慣を維持しながら、工業簿記と商業簿記の総合問題に慣れることが重要です。
CBT試験特有の対策も重要
CBT試験では紙試験と異なり、画面上で問題を確認しながら解答します。
そのため、計算用紙の使い方や問題画面の切り替えに慣れていないと、本来の実力を発揮できないことがあります。
模試で点数が低かった原因が知識不足ではなく操作面である場合も多いため、模試を受ける目的を「点数確認」ではなく「試験形式への慣れ」と考えるとよいでしょう。
本試験問題集で8割取れているなら悲観しすぎない
TACの本試験問題集で継続的に80点前後を取れているのであれば、基礎力そのものは十分備わっている可能性があります。
試験直前期は新しい知識を増やすよりも、既に理解している内容を確実に得点できる状態へ仕上げることが大切です。
実際に合格者の中には、直前模試で50点未満だったにもかかわらず、本試験で70点以上を獲得して合格した例も珍しくありません。
まとめ
簿記2級CBT試験の2週間前に模試で20〜40点しか取れなくても、必ずしも不合格を意味するわけではありません。
本試験問題集で80点前後を安定して取れているなら、今後は新しい教材を増やすのではなく、模試の解き直しと弱点論点の復習に集中することが重要です。
試験形式への慣れと頻出論点の定着を優先し、残り2週間を有効活用すれば十分に合格を狙える状況といえるでしょう。


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