日商簿記2級の連結会計では、連結年度以降の開始仕訳として「利益剰余金/非支配株主持分」を計上する必要があります。この金額の求め方を理解することで、連結財務諸表の作成がスムーズになります。
利益剰余金と非支配株主持分とは
利益剰余金は親会社株主に帰属する子会社利益の累計分で、非支配株主持分は子会社の少数株主が保有する純資産の割合を示します。連結開始時には、子会社の純資産を親会社持分と非支配株主持分に分ける必要があります。
開始仕訳の金額計算の基本公式
基本的な計算方法は以下の通りです。
- 利益剰余金(親会社帰属分)=子会社の利益剰余金×親会社持分比率
- 非支配株主持分=子会社の純資産×非支配株主持分比率(=1-親会社持分比率)
これにより、連結開始日における仕訳は次のようになります。
(借方)投資勘定 ×
(貸方)利益剰余金(親会社分)×
非支配株主持分 ×
具体例
例えば、子会社の利益剰余金が1,000,000円、純資産が5,000,000円、親会社持分比率が80%の場合。
- 親会社帰属利益剰余金=1,000,000×0.8=800,000円
- 非支配株主持分=5,000,000×0.2=1,000,000円
この金額を基に開始仕訳を作成します。
まとめ
日商簿記2級の連結会計では、開始仕訳の「利益剰余金/非支配株主持分」は、子会社の利益剰余金や純資産に持分比率を掛けて計算します。まず子会社の財務情報を確認し、親会社持分と非支配株主持分に按分することで正しい金額を求めることができます。

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