転職サイトで「正社員条件」で検索しているにもかかわらず、求人情報を見ると勤務先とは別に「紹介企業情報」が表示され、人材派遣会社の名前が書かれていることがあります。
「これって結局派遣なの?」「正社員って書いてあったのに違うの?」と混乱する人も少なくありません。
この記事では、転職サイトでよく見かける人材紹介会社・派遣会社・正社員求人の違いについて、わかりやすく整理していきます。
まず確認したい「紹介会社」と「雇用主」は別という点
求人ページに「紹介企業情報」として別会社名が表示されている場合、その会社は応募を仲介しているだけのケースがあります。
つまり、実際に働く会社とは別に、転職エージェントや人材紹介会社が間に入っている状態です。
例えば、A社で働く募集を、B社という人材会社が代わりに掲載・紹介している形です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 勤務先企業 | 実際に働く会社 |
| 紹介企業 | 応募を仲介する人材会社 |
| 雇用主 | 給与を払う会社 |
そのため、「紹介企業が派遣会社だから即派遣社員」というわけではありません。
「正社員」でも実は複数パターンある
求人票で正社員と書かれていても、実際にはいくつか雇用パターンがあります。
1. 勤務先企業の正社員
もっとも一般的なのが、応募先企業に直接雇用されるケースです。
この場合、給与・社会保険・評価などは勤務先企業が行います。
2. 派遣会社の正社員(常用型派遣)
近年増えているのが、「派遣会社の正社員」として雇用され、取引先企業へ派遣される働き方です。
この場合、雇用契約は派遣会社と結びます。勤務先は別会社になります。
求人タイトルに「正社員」と書かれていても、勤務形態が派遣というケースは存在します。
3. 紹介予定派遣
一定期間派遣社員として働いた後、双方合意なら正社員登用を目指す形式です。
こちらは求人票に「紹介予定派遣」と明記されることが多いです。
求人票で特に確認したい項目
雇用形態の誤解を避けるためには、求人票の細かい表記を見ることが重要です。
- 雇用形態欄
- 雇用主の会社名
- 勤務先と雇用先が一致しているか
- 「無期雇用派遣」の記載
- 「常用型派遣」の表記
特に「当社正社員として採用後、取引先へ配属」という表現は、派遣会社正社員型でよく見られます。
なぜ派遣会社が正社員求人を出しているのか
現在は、派遣会社も人材不足対策として「正社員採用」を積極的に行っています。
特にIT・事務・製造・エンジニア系では、派遣会社が自社社員として採用し、各企業へ配属するビジネスモデルが一般化しています。
そのため、転職サイトで「正社員検索」をしても、派遣会社の常用型派遣求人が混ざることがあります。
どちらが良い悪いではなく、理解して選ぶことが大切
派遣会社正社員という働き方自体が悪いわけではありません。
未経験から業界に入れる、研修制度がある、待機給与が出るなどメリットもあります。
一方で、配属先変更がある、勤務地が変わる可能性があるなど、通常の直接雇用正社員とは違う特徴もあります。
そのため、「正社員」という言葉だけで判断せず、誰と雇用契約を結ぶのかを確認することが非常に重要です。
まとめ
リクナビNEXTなどで「正社員検索」をしていても、紹介企業として人材派遣会社が表示されることがあります。
その場合でも、勤務先企業へ直接雇用されるケースもあれば、派遣会社の正社員として働くケースもあります。
重要なのは、「どの会社と雇用契約を結ぶのか」「実際の勤務先はどこか」を求人票で確認することです。
転職活動では、求人タイトルだけでなく、雇用形態欄や募集要項の細かい記載まで読むことで、ミスマッチをかなり減らすことができます。


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