30人前後の部署で、毎月1〜2人ほど退職者が出ていると、「この職場って離職率が高いのでは?」と不安になる人は少なくありません。
特に、入社して間もない人や転職を考えている人にとって、頻繁な退職や入れ替わりは気になるポイントです。
もちろん業界によって人の流動性は異なりますが、一定の基準で見ると、毎月継続的に退職者が出ている職場は“定着率に課題がある可能性”も考えられます。
この記事では、離職率の考え方や、入れ替わりの多い部署に見られる特徴、必ずしも悪いとは限らないケースなどを詳しく解説します。
30人の部署で毎月1〜2人辞めるのは多いのか
単純計算すると、30人の部署で毎月1人辞めれば年間12人、2人なら年間24人が退職する計算になります。
これは年間離職率にすると以下のようになります。
| 毎月の退職人数 | 年間換算 | 離職率イメージ |
|---|---|---|
| 1人 | 12人 | 約40% |
| 2人 | 24人 | 約80% |
もちろん実際には新入社員や異動もあるため単純比較はできませんが、一般的な感覚ではかなり人の入れ替わりが多い部類と言えます。
特に“毎月継続して”辞めている場合は、一時的ではなく構造的な問題があるケースもあります。
離職率が高い職場によくある特徴
人の出入りが激しい職場には、ある程度共通した特徴が見られることがあります。
- 業務量が多すぎる
- 教育体制が弱い
- 人間関係のストレスが強い
- 上司によって職場環境が左右される
- 残業や休日出勤が多い
- 評価制度に不満がある
特に新人が短期間で辞めていく場合は、「仕事が厳しい」だけではなく、フォロー不足や職場文化の問題が隠れていることもあります。
逆に、ベテランまで次々辞めている場合は、組織全体への不満が大きくなっている可能性もあります。
ただし“離職率が高い=ブラック”とは限らない
一方で、入れ替わりが多いからといって、必ずしも悪い職場とは限りません。
例えば以下のような業界では、比較的人の流動性が高い傾向があります。
- コールセンター
- 営業職
- 飲食業
- 派遣・契約社員中心の職場
- IT業界の一部
また、若手が経験を積んで転職していく文化の会社もあります。
そのため、「辞める人が多い」だけで判断するのではなく、“なぜ辞めているのか”を見ることが重要です。
本当に危険な職場のサインとは
離職率以上に注意したいのは、職場に次のような空気がある場合です。
- 辞める人の悪口ばかり言う
- 新人が毎回すぐ消える
- 常に人手不足
- 誰も有給を取らない
- 教育が「見て覚えろ」
- 管理職が疲弊している
特に、「また辞めた」「どうせすぐ辞める」といった発言が日常化している職場は要注意です。
退職が“当たり前”になっている環境では、改善よりも消耗で回しているケースもあります。
逆に定着率の良い部署の特徴
離職率の低い職場には、以下のような特徴が見られることが多いです。
- 新人教育が丁寧
- 質問しやすい
- 業務分担が明確
- ミスを責めすぎない
- 上司との距離感が適切
- 長く働いている人が多い
特に、「10年以上いる人が複数いる」「産休育休後に戻ってくる人が多い」などは、働きやすさの一つの目安になります。
入れ替わりが激しい職場では、こうした“長く続ける人”が少ない傾向があります。
辞める人が多い時に考えたいこと
もし今いる部署で毎月のように退職者が出ているなら、「自分はどう感じているか」も大切です。
実際に働いていて、以下のような感覚があるなら注意が必要かもしれません。
- 常に疲れている
- 人が辞める理由に共感する
- 相談しづらい
- 仕事量が増え続ける
- 精神的に余裕がない
一方で、「忙しいけど人間関係は良い」「成長実感がある」なら、単純に流動性の高い業界なだけの場合もあります。
数字だけではなく、自分自身の働きやすさを基準に考えることも重要です。
まとめ
30人規模の部署で毎月1〜2人が継続的に退職している場合、一般的には離職率が高い部類に入ると考えられます。
ただし、業界特性や雇用形態によっては人の入れ替わりが多いこともあり、一概にブラック企業とは言い切れません。
重要なのは、「なぜ辞めているのか」「現場の空気はどうか」を見ることです。
もし退職理由に共感することが増えたり、自分自身も疲弊しているなら、一度働き方や環境を見直してみるのも大切かもしれません。


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