総人件費の計算方法と法定福利費の取り扱いをわかりやすく解説

会計、経理、財務

総人件費とは、企業が従業員に支払うすべての費用の合計を指します。給与や賞与だけでなく、企業負担の社会保険料(法定福利費)なども含まれるため、正しい計算方法を理解することが重要です。

総支給額と法定福利費の関係

総支給額とは、従業員に実際に支給される給与や賞与の合計を指します。この中には、従業員が負担する社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)が天引きされる前の金額が含まれますが、企業が負担する法定福利費は含まれていません。ここが誤解のポイントで、総支給額には企業負担分の法定福利費は含まれないため、別途加算する必要があります。

総人件費の内訳

総人件費には以下の項目が含まれます。
・従業員への給与(基本給+手当)
・賞与
・企業負担の社会保険料(法定福利費)
・退職給付引当金や福利厚生費(場合によって)

そのため、総人件費を算出する際には総支給額に企業負担の法定福利費を加算する必要があります。もし総支給額に法定福利費が含まれていると誤解して二重計算すると、総人件費が実際より多く算出されてしまいます。

具体例で理解する

例:
・総支給額:30万円
・企業負担法定福利費:6万円
→総人件費 = 30万円 + 6万円 = 36万円

ここで総支給額に企業負担分が含まれると勘違いして6万円を足すと、42万円と二重計算となります。このため、総支給額と法定福利費の範囲を正しく理解することが重要です。

まとめ

・総支給額には従業員負担分の社会保険料は含まれますが、企業負担分(法定福利費)は含まれません。
・総人件費を計算する際は、総支給額に法定福利費を加算するのが正しい方法です。
・二重計算を避けるため、総支給額と法定福利費の内訳を正確に把握して計算しましょう。

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