大企業が儲かっているかどうかを評価する際、単純に黒字か赤字かだけでは十分に判断できません。決算書には様々な情報が含まれており、利益の本質を理解するためにはいくつかの指標を注視する必要があります。この記事では、企業の儲かっているかどうかを判断するために決算書のどこを見ればよいかを解説します。
黒字・赤字だけでは判断できない理由
黒字や赤字は企業の利益状況を一見示す指標ですが、これだけでは企業が本当に儲かっているかどうかを正確に把握することはできません。なぜなら、企業は売上を上げても、さまざまな経費や税金、投資による影響を受けるからです。
また、黒字の企業でも一時的な要因(例えば、売掛金の回収が滞っている場合など)があると、実際のキャッシュフローが悪化していることもあります。したがって、黒字か赤字だけに注目せず、他の指標と合わせて判断する必要があります。
儲かっているかを判断するために見るべき指標
企業が儲かっているかどうかを判断するためには、決算書のいくつかの重要な指標を確認することが大切です。特に注目すべきは、以下の3つの指標です。
- 営業利益:本業で得た利益を示します。営業活動による収益力を測るため、最も重要な指標です。
- 経常利益:本業の利益に加え、金融収支や営業外収益を反映させた利益です。企業の安定性を測る指標となります。
- キャッシュフロー:企業が実際にどれだけの現金を生み出しているかを示します。これがプラスであれば、企業は健全に利益を上げていると言えます。
これらの指標を確認することで、企業が本当に儲かっているか、あるいは見かけだけの黒字かを見極めることができます。
決算書での儲かっているかの見極め方
決算書には、営業利益、経常利益、当期純利益といったさまざまな利益項目があります。これらを順番に見ていくことで、企業の収益性をより深く理解することができます。
まず営業利益を見ることで、企業が本業でどれだけの利益を上げているのかを把握できます。次に経常利益を見ることで、営業活動以外の収益や支出がどのように影響しているかを確認します。
最も重要なのはキャッシュフローで、これが安定的にプラスであれば、企業は十分に儲かっていると判断できます。特に「営業活動によるキャッシュフロー」を見れば、実際に現金がどれだけ流入しているかが分かります。
実際の例で見る利益判断
例えば、ある企業が営業利益で黒字を出していても、経常利益が赤字であれば、営業活動以外の支出が大きすぎる可能性があります。このような企業では、安定的に利益を出しているとは言えません。
一方で、営業利益も経常利益もプラスで、さらにキャッシュフローが順調であれば、その企業は安定的に儲かっていると言えるでしょう。したがって、単に黒字か赤字かにとらわれず、詳細な決算書を分析することが重要です。
まとめ
大企業が儲かっているかどうかは、黒字か赤字かだけで判断することはできません。決算書における営業利益、経常利益、キャッシュフローをしっかりと確認することで、企業の儲かっている本質を把握できます。これらの指標を総合的に分析することで、企業の実際の収益性を正確に評価することができるでしょう。


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