「正社員型派遣」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、この呼び方には注意が必要です。特に無期雇用派遣を「正社員型派遣」と呼んでいる企業もありますが、その実態や背景について理解しておくことが重要です。この記事では、無期雇用派遣と正社員型派遣の違いや、企業がそのような呼び方をする意図について解説します。
無期雇用派遣とは?
無期雇用派遣とは、派遣社員が派遣先に派遣され続けることを前提に、派遣元企業と無期の雇用契約を結ぶ形態です。これにより、派遣社員は安定した雇用を確保できるというメリットがありますが、実際には、派遣社員として働く中で契約更新がなくなることもあり得ます。
無期雇用派遣の特徴は、契約期間が定められていないため、労働契約が続く限り安定して働き続けられる点です。しかし、正社員としての雇用条件とは異なり、給与や福利厚生が劣る場合もあります。
正社員型派遣とは?
「正社員型派遣」とは、派遣社員が正社員として働くことを前提に、派遣元企業に雇用され、派遣先での業務を行う形態です。しかし、実際には「正社員型派遣」という言葉自体に明確な定義はなく、多くの場合、無期雇用派遣がこの呼び方で紹介されています。
つまり、正社員型派遣と呼ばれることがあっても、実際には派遣社員であり、正社員と同じような待遇を受けられないこともあるため、言葉に注意が必要です。派遣社員として働く場合、正社員のような昇進や昇給がないことが多く、同一労働同一賃金が適用されない場合もあります。
企業が「正社員型派遣」と呼ぶ理由
企業が無期雇用派遣を「正社員型派遣」と呼ぶ理由は、派遣社員が安定した雇用形態にあることをアピールするためです。特に新卒や若年層の求職者にとって、正社員という言葉は非常に魅力的に響くため、企業側がその言葉を使うことで求人の応募者数を増やす意図があります。
また、企業側が「正社員型派遣」と称することで、派遣社員の職場環境が正社員に近いと印象付け、企業イメージを向上させようとすることもあります。しかし、実際の待遇や福利厚生、昇進のチャンスが正社員とは異なることが多いため、誤解を生むこともあります。
無期雇用派遣を選ぶ際の注意点
無期雇用派遣を選ぶ場合、その実態について十分に理解しておくことが重要です。特に、無期雇用派遣は安定していると思われがちですが、給与や福利厚生が正社員と異なる場合が多く、企業によっては長期的なキャリアパスが描きづらいこともあります。
また、正社員型派遣という言葉に惑わされず、実際の雇用条件や待遇について具体的に確認することが大切です。派遣元企業がどのような待遇を提供しているのか、福利厚生や昇進のチャンスがあるのか、しっかりと質問し、確認することをおすすめします。
まとめ
「正社員型派遣」という言葉は、無期雇用派遣の一形態を指すことが多いですが、実際には正社員としての待遇がないことも多いため、その実態を正確に理解することが重要です。求人の内容をしっかり確認し、自分のキャリアに合った選択をするために、言葉に惑わされずに慎重に判断することが大切です。


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