統合失調症でリワークに通いながら転職を考えることは、決して珍しいことではありません。しかし、大手企業や公共性の高い企業への応募を検討する場合、「受かるのか」「病気は隠すべきか」など不安が大きくなるものです。本記事では、精神疾患を抱えながらの転職活動の現実、企業選考の考え方、そして判断する際の重要なポイントを整理します。
まず知っておきたい:採用は病名ではなく「職務遂行能力」で判断される
企業の採用基準は基本的に「業務を安定して遂行できるかどうか」です。病名そのものだけで一律に不採用になる仕組みではありません。
ただし、鉄道会社のように公共インフラを担う企業では、安全性や安定勤務が非常に重視されます。継続勤務の見込みやストレス耐性が評価のポイントになります。
つまり「統合失調症だから無理」という単純な話ではなく、現在の回復状況と働ける状態が重要になります。
リワーク中という状況の意味
リワークに7か月通っているということは、復職に向けた訓練段階にあるということです。まだ軽減勤務予定という状況であれば、フルタイムかつ新環境での勤務は負荷が高い可能性があります。
転職は環境・人間関係・業務内容すべてが変わります。特に鉄道会社の地域総合職は、シフト勤務や対人対応も多く、生活リズムへの影響もあります。
今の体調で安定的に働けるかという視点が最も重要です。
病気を隠すべきかという問題
法律上、一般枠で応募する場合、病歴を必ず申告しなければならないわけではありません。ただし、入社後に配慮が必要な場合は、結果的に申告が必要になります。
また、健康診断で業務適性が確認される場合もあります。安全に関わる職種では、医師の判断が求められることもあります。
隠すかどうかよりも、働き続けられるかどうかを優先して考えることが、結果的に自分を守ることにつながります。
JR東日本地域総合職の特徴
地域総合職はエリア限定勤務でありながら、駅業務や運輸、企画など幅広い業務を担います。接客対応や安全確認など責任の大きい業務もあります。
シフト制勤務や突発対応もあるため、生活リズムが安定していることが求められます。
現在軽減勤務予定という状況であれば、まずは現職での安定復帰を実現することが、長期的に見て有利になる可能性もあります。
判断するためのチェックポイント
応募前に、以下の点を自分で整理してみることが大切です。
- 主治医が転職活動を許可しているか
- フルタイム勤務が可能と判断されているか
- 環境変化への耐性があるか
- 現在の職場での軽減勤務が安定しているか
主治医と相談せずに進めるのはリスクが高いです。医療的な安定が第一優先です。
まとめ:焦らず「働き続けられるか」を基準に
統合失調症でリワーク中でも転職自体は不可能ではありません。しかし、公共性の高い企業では安定勤務が強く求められます。
「受かるかどうか」よりも、入社後に無理なく続けられるかを基準に考えることが重要です。
まずは主治医と十分に相談し、現職での安定復帰を目指すことも一つの現実的な選択肢です。焦らず、長期的視点でキャリアを判断することが大切です。


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