売上と原価を基にした利益分析を行う際、重要な指標のひとつに「人時生産性」があります。この記事では、1時間1200円の時給で働くAさんの事例をもとに、人時生産性を計算し、利益がどれほど出ているのかを解説します。
人時生産性とは?
人時生産性とは、1人の労働者が1時間あたりに生み出す利益を表す指標です。この指標を使うことで、企業の生産性や利益を効率よく評価できます。
人時生産性の計算式
人時生産性は、売上高や利益を労働時間で割った値として求められます。計算式は次の通りです:
人時生産性 = 売上 ÷ 労働時間
Aさんの事例で人時生産性を計算
Aさんが働いた時間数と売上、原価を基に計算してみましょう。Aさんは1時間1200円の時給で、1日の売上が87000円、原価が61000円でした。
1日の労働時間
まず、1日の労働時間を計算します。Aさんが1日あたりの賃金が10800円であることから、1日あたりの労働時間は次のように求められます。
労働時間 = 10800円 ÷ 1200円 = 9時間
人時生産性の計算
次に、人時生産性を計算します。Aさんの1日の売上は87000円で、労働時間は9時間です。
人時生産性 = 87000円 ÷ 9時間 = 9666.67円/時間
Aさんの利益分析
次に、Aさんの利益を見てみましょう。売上87000円から原価61000円を引くと、利益は次の通りです。
利益の計算
利益 = 売上 – 原価 = 87000円 – 61000円 = 26000円
利益率
利益率は、利益を売上で割ったものです。利益率 = 利益 ÷ 売上 = 26000円 ÷ 87000円 = 約0.2986、つまり約30%の利益率が出ています。
まとめ
Aさんの事例では、1時間あたりの人時生産性が9666円となり、非常に高い効率で利益を上げていることが分かります。また、利益率も約30%と優れた結果となっています。このように、人時生産性と利益率を合わせて分析することで、効率的な仕事の進め方を見極めることが可能です。


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