簿記2級の試験で出題される決算整理事項の中には、棚卸減耗損や商品評価損の処理が含まれます。特に、棚卸減耗損の一部を営業外費用として計上する場合に混乱が生じることがあります。この記事では、棚卸減耗損の仕訳方法と営業外費用に計上する理由について、詳しく解説します。
1. 棚卸減耗損とは
棚卸減耗損は、在庫商品の減少や劣化によって生じた損失を指します。通常、この損失は売上原価として処理されますが、減耗の性質や発生原因によって異なる扱いを受けることがあります。
2. 仕訳方法:売上原価と営業外費用
棚卸減耗損のうち、原価性が認められる部分は売上原価として処理しますが、原価性が認められない部分(例:外部要因による損失)は営業外費用に計上する必要があります。
具体的な仕訳方法は次の通りです。
- 原価性のある棚卸減耗損:
仕訳:売上原価/棚卸減耗損 - 原価性が認められない棚卸減耗損(営業外費用に計上):
仕訳:営業外費用/棚卸減耗損
3. なぜ仕訳を行わない棚卸減耗損があるのか
問題となっている棚卸減耗損の20%は、原価性が認められないため営業外費用として計上します。この部分は、製造過程に直接関与するものではなく、営業活動とは別の費用と見なされるため、売上原価には含まれません。
したがって、この部分については、特別な仕訳を行わずに営業外費用としてPL(損益計算書)に記載するだけで十分です。
4. 営業外費用の計上方法と注意点
営業外費用に棚卸減耗損の一部を計上する場合、その金額をメモとして記録し、損益計算書に反映させます。これにより、企業の本業以外の費用を適切に管理することができます。
営業外費用として記載する場合でも、特別な仕訳は不要です。直接的な仕訳はなくても、PLにおける反映が重要となります。
5. まとめ
棚卸減耗損の仕訳について、原価性が認められるものは売上原価として計上し、原価性が認められないものは営業外費用に計上するという考え方を理解することが重要です。この取り扱いを正しく理解し、試験や実務に役立てましょう。


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