年商と役員報酬の話で混乱しやすい「月額なのか年額なのか」の正しい捉え方

会計、経理、財務

経営者同士の会話やSNS、掲示板などで「年商〇億で役員報酬はいくら」といった話を見聞きすると、その役員報酬が月の金額なのか年の金額なのか分からず混乱することがあります。この記事では、会社経営の実務に即して、役員報酬の金額がどの単位で語られることが多いのかを整理します。

役員報酬は原則として「年額」で考えるもの

会社経営において役員報酬は、税務上も会計上も「年額」で決めるのが原則です。期首に年間いくら支払うかを決定し、それを毎月均等に支給する形が一般的です。

そのため、経営者が「役員報酬〇〇円」と言う場合、特に断りがなければ年額を指しているケースが多くなります。

月額で話しているように聞こえる理由

実際の振込は毎月行われるため、感覚的には月額で捉えている経営者もいます。特に雑談や非公式な場では、「月〇〇万もらっている」と表現することもあります。

ただし、年商との比較や経営指標として語る場面では、月額ではなく年額ベースで話すのが通常です。

年商と役員報酬を並べるときの前提

「年商〇億、役員報酬〇〇円」という言い方は、会社全体の規模と経営者個人の取り分を比較する文脈で使われます。この場合、年商が年の数字である以上、役員報酬も年額で揃えて考えるのが自然です。

もし月額の話であれば、「月〇〇万」というように、月であることを明示するのが一般的です。

実例で見ると分かりやすい

例えば「年商1億円で役員報酬1,200万円」と言われた場合、これは月100万円を12か月支給しているケースを指すことが多いです。

これを月額と勘違いしてしまうと、「年商1億で月1,200万円」と誤解し、実態とかけ離れた印象を持ってしまうことがあります。

税務上も年額管理が基本になる

役員報酬は、定期同額給与として損金算入するため、税務署への届出や判断も年額ベースで行われます。途中で増減させると税務上問題になることがあるため、年単位での管理が前提です。

この点からも、役員報酬は「年の話」として理解するのが実務的です。

まとめ:基本は年額、月額なら明示される

年商と一緒に語られる役員報酬の金額は、原則として年額を指していると考えて問題ありません。

月額の話をしている場合は、通常「月いくら」と明確に表現されます。混乱しやすい話題ですが、「年商=年、役員報酬も年」という前提で捉えると理解しやすくなります。

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