簿記検定2級において、リース契約に関連した仕訳や減価償却の問題が出題されることがあります。特に、リース料の支払い方法や利子込み法、利子抜き法の違いを理解しておくことが重要です。この記事では、リース契約に基づいた仕訳や減価償却の計算方法について解説します。
1. リース契約の仕訳:利子込み法と利子抜き法
リース契約には、利子込み法と利子抜き法の2つの仕訳方法があります。利子込み法は、リース料に含まれる利子部分も含めて仕訳を行います。利子抜き法は、リース料を純粋に費用として計上し、利子部分は別途計上します。
まず、リース契約の仕訳を以下のように計上します。
利子込み法
- リース資産の取得時:
リース資産 540,000円 / リース債務 540,000円 - リース料支払い時(毎年3月31日):
リース料 120,000円 / 当座預金 120,000円 - リース債務の利息部分:
利息費用 〇〇円 / リース債務 〇〇円
利子抜き法
- リース資産の取得時:
リース資産 540,000円 / リース債務 540,000円 - リース料支払い時(毎年3月31日):
リース料 120,000円 / 当座預金 120,000円 - 利息費用:
利息費用 〇〇円 / 利息債務 〇〇円
2. 3月31日のリース料支払い
リース料の支払いは、毎年3月31日に行われます。これにより、リース契約に基づく支払いが発生します。具体的には、当座預金からリース料が支払われるため、次の仕訳を行います。
リース料 120,000円 / 当座預金 120,000円
3. 減価償却の計算
リース契約に基づく資産に対する減価償却は、定額法で計算します。耐用年数が5年、残存価格がゼロの場合、年間の減価償却費は次のように計算できます。
- 年間減価償却費 = 取得価格 540,000円 ÷ 5年 = 108,000円
この減価償却費は毎年計上され、仕訳は次のように行います。
減価償却費 108,000円 / 減価償却累計額 108,000円
4. 未決済の売掛金と為替相場
決算日に売掛金が未決済のまま残っている場合、特に為替相場の変動を考慮して仕訳を行う必要があります。例えば、売掛金が1ドル101円で未決済のまま残っている場合、次のように仕訳を行います。
- 売掛金の計上:
売掛金 〇〇ドル / 売上 〇〇ドル - 為替相場の調整:
為替差損益 〇〇円 / 売掛金 〇〇円
5. まとめ
簿記検定2級では、リース契約に関連する仕訳や減価償却の計算が出題されることが多いです。利子込み法と利子抜き法、リース料の支払い、減価償却の計算方法をしっかり理解しておくことが重要です。また、決算日における為替差損益の計上方法も押さえておきましょう。これらのポイントを押さえることで、試験に備えることができます。


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