簿記2級で出題される連結損益計算書に関して、特に「諸収益」と「諸費用」について迷うことが多いです。特に、売上高や売上原価をどこに記載するべきかに関しては、混乱を招くことがあります。この記事では、連結損益計算書の基本的な構造と、これらの項目がどのように取り扱われるべきかについて詳しく解説します。
「諸収益」に売上高は含まれるか?
連結損益計算書における「諸収益」には、売上高が含まれることは通常ありません。売上高は、損益計算書の最初に記載される主要な収益項目として分けられています。通常、「諸収益」は、売上高以外の収益、例えば投資収益やその他の営業外収益が含まれる項目です。
「諸費用」に売上原価は含まれるか?
売上原価についても、「諸費用」の中には含まれません。売上原価は損益計算書において独立した項目として記載されます。「諸費用」には、売上原価以外の費用が含まれるため、売上原価は別途記載されるべきです。具体的には、販売費や管理費、営業外費用などが「諸費用」としてまとめられます。
「のれん償却」以外の収益・費用は全て「諸収益」と「諸費用」にまとめる
問題文に「のれん償却以外の収益・費用はすべて「諸収益」と「諸費用」にまとめる」と記載がある場合、この指示に従って、売上高や売上原価以外の収益や費用をそれぞれ「諸収益」と「諸費用」にまとめる必要があります。例えば、その他の営業外収益や費用などがこのカテゴリに含まれます。
まとめ
連結損益計算書における「諸収益」と「諸費用」には、売上高や売上原価は含まれません。売上高は主要な収益項目として独立して記載され、売上原価も同様に別の項目として扱われます。問題文に示された指示に従って、のれん償却以外の収益や費用を「諸収益」と「諸費用」にまとめることが求められます。正しい理解で問題に取り組むことが大切です。

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