厚生年金保険料は、毎月の給与から引かれる社会保険料の一部で、主に公的年金制度を支えるために使用されます。質問者のケースでは、基本給が35万～44万で、毎月43,000円の厚生年金保険料が引かれているとのことですが、これは妥当な金額なのでしょうか？この記事では、厚生年金保険料の計算方法と、その金額が適正かどうかを解説します。
厚生年金保険料の計算方法
厚生年金保険料は、給与に基づいて計算されます。2023年現在、厚生年金保険料の料率は18.3%（労使折半）で、給与の金額によって支払う額が決まります。具体的には、給与の18.3%を会社と労働者で半分ずつ負担する形です。
たとえば、質問者の基本給が35万～44万円の場合、給与の18.3%が年間の保険料にあたります。この場合、月々の支払い額は概算で求めることができます。例えば、35万円の場合であれば、35万円×18.3%÷2 = 約32,025円が毎月の保険料として引かれる金額となります。
質問者の厚生年金保険料が43,000円は妥当か
質問者が毎月引かれている43,000円は、35万～44万円の範囲において若干高めに見えるかもしれません。しかし、給与額が44万円に近い場合、保険料が増えるため、実際に支払う金額がそのくらいになることはあり得ます。例えば、44万円の場合、月々の保険料は44万円×18.3%÷2 = 約40,260円となります。
つまり、質問者の基本給が44万円に近い場合、43,000円は適正な範囲内である可能性が高いです。もし、基本給が35万円の場合、もう少し低い金額（32,000円程度）が妥当となりますが、細かな差は給与の内訳やその他の手当による場合もあるため、給与明細で確認することをお勧めします。
厚生年金保険料と年金の関係
厚生年金保険料は、将来受け取る年金に大きく影響します。支払う保険料が多ければ、その分、将来の年金額も増加します。ただし、保険料が高いからといって、必ずしも将来の年金額が多くなるわけではなく、年金額は総合的な評価に基づいて決まります。
年金制度は、支払った保険料の額と納付期間に応じて年金額が決まるため、早期に加入し、継続的に支払い続けることが、将来の年金受給にとって重要です。厚生年金保険料を納めることで、老後の安定した生活資金を確保することができます。
まとめ
質問者が毎月引かれている43,000円の厚生年金保険料は、基本給が35万～44万である場合、特に高すぎるわけではなく、妥当な金額といえます。給与明細をよく確認し、給与額に応じた適切な保険料が引かれているかどうかをチェックすることが大切です。また、厚生年金保険料は将来の年金額に影響するため、長期的な視点でしっかりと理解しておくことが重要です。
コメント