「/」の本社・拠点はどこ?― シンガポール移転と日本の関係を整理

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「miHoYo(ミホヨ)」「HoYoverse(ホヨバース)」という名前をよく聞くけれど、「本社はどこ? 日本にも拠点はあるの?」と疑問に思う人は多いでしょう。本記事では、miHoYo および HoYoverse の会社所在地、本社移転の経緯、世界および日本での拠点状況を、できるだけ正確に整理して解説します。

miHoYo とは何か

miHoYo は中国・上海を拠点とするゲーム開発会社で、2012年に設立されました。代表作には (原神)、(崩壊3rd)、(崩壊:スターレイル) などがあります。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

その本社所在地は「上海, China」であり、2022年時点で約5,000人の従業員を擁する企業です。:contentReference[oaicite:6]{index=6}

HoYoverse の誕生と「本社移転」の意味

2022年2月、miHoYo は海外展開やグローバル展開の拡大を目的として、新たなブランド「HoYoverse」を発表。正式には、シンガポール法人 が HoYoverse を運営しています。:contentReference[oaicite:8]{index=8}

そして同年7月、HoYoverse はシンガポールにグローバル本社オフィスを設置したと公式に発表されました。所在地は「1 One‑North Crescent, Singapore 138538」。:contentReference[oaicite:9]{index=9}

世界に広がる HoYoverse の拠点 ― モントリオール、ロサンゼルス、東京など

HoYoverse はシンガポール本社のほか、グローバルな開発/運営拠点を複数設けています。具体的には、モントリオール(カナダ)、ロサンゼルス(米国)、東京(日本)、ソウル(韓国)など。:contentReference[oaicite:10]{index=10}

日本においては、たとえば特定商取引法の表記で「(東京都渋谷区桜丘町20‑1 渋谷インフォスタワー 19階)」の住所が確認されており、HoYoverse 関連の商取引やマーケティングの拠点が存在します。:contentReference[oaicite:12]{index=12}

「本社は移転した」という情報は誤解では? ― miHoYo 本社は依然として上海

結論として、「miHoYo 本体の本社がシンガポールに移った」というのは誤解です。miHoYo の本社所在地は今も上海にあり、HoYoverse はそれとは別の「グローバル展開・出版・運営を担うブランド/法人」です。:contentReference[oaicite:13]{index=13}

つまり、「miHoYo=中国・上海、本社」「HoYoverse=シンガポール本社を中心とした国際展開組織」という構造になっています。

日本に“ある”けど、“拠点”は何を指すか注意

日本法人として上述の株式会社COGNOSPHERE の記載がある一方で、「開発スタジオがある」「オフィスでゲーム制作している」などの公的な情報は、少なくとも公式には限定的です。

つまり「日本にもオフィスはある」という意味では真ですが、「日本が本社のような拠点」という意味ではありません。あくまでグローバル展開/営業・マーケティング上の法人として存在するケースと理解するのが正確です。

まとめ

・miHoYo は中国・上海に本社を置くゲーム開発会社。
・2022年以降、海外展開を目的として設立されたブランド「HoYoverse」は、シンガポール法人 Cognosphere Pte. Ltd. が運営し、シンガポールにグローバル本社を構える。
・HoYoverse はモントリオール、ロサンゼルス、東京、ソウルなど世界に拠点を持つが、日本における拠点は主に営業/マーケティング/商取引などの法人であり、開発本社ではない。
・したがって「本社はシンガポールに移転した」と言われる場合、それはあくまで “HoYoverse ブランドの本社がシンガポールにある” という意味であり、miHoYo 本体の本社所在地である上海は変わっていない。

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