クラウドワークスで複数人に同時に仮払い・契約を行った後、後からひとりを取りやめたい――というケースは珍しくありません。ただし、仮払い後・契約成立後の取り消しには、正しい手順を踏まなければトラブルや返金できないリスクがあります。本記事では、固定報酬制案件で起きやすい「仮払い後の契約解除/取り消し」の方法と注意点を整理します。
クラウドワークスで“仮払い後”の取り消しはどう扱われるか
クラウドワークスでは、仮払い後でも「契約途中終了リクエスト」を送ることで契約をキャンセルできる仕組みがあります。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
ただし、重要なのは「仮払い反映後は“仮払い待ち”状態に戻すこと=キャンセル」にはできず、必ず“契約途中終了リクエスト”という公式な手続きが必要、という点です。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
契約途中終了リクエストとは?手続きの流れ
契約途中終了したい場合、契約詳細画面の中段右側にある「契約途中終了リクエスト」ボタンを押します。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
その後、相手(ワーカーまたはクライアント)の同意があれば契約は終了し、仮払い金は返金される流れとなります。決済方法によって返金の手続きは異なりますので、返金後の「返金履歴」画面を確認する必要があります。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
もし相手が応答せず、1週間以上たっても同意・拒否の手続きがなければ、自動で途中終了扱いとなり、返金されることがあります。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
注意点 – 取り消しできるかはタイミングと対応次第
仮払い後すぐに手続きをすれば比較的スムーズですが、既にワーカーが作業を始めていたり、図面やモデリング済みデータを受け取っている場合など、ただ「契約解除したい」と申し出ただけでは、ワーカー側から拒否される可能性があります。
また、仮払いが決済確定(クレジットカードの与信が決済に変わった後など)している場合は、返金処理や返金タイミングが決済方法・カード会社によって異なり、すぐに戻らないことがあります。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
さらに、契約途中終了によってあなたの“プロジェクト完了率”や評価に影響が出る可能性があることも理解しておきましょう。:contentReference[oaicite:7]{index=7}
実例 – よくあるトラブルとその対処法
例えば、あるクライアントが仮払い後に「キャンセルしたい」と申し出たものの、ワーカーが合意せず、結局納品→検収されて報酬が支払われてしまった、という報告があります。このようなケースでは、返金どころか後から返金請求も困難になる恐れがあります。:contentReference[oaicite:8]{index=8}
別の例では、仮払い後すぐに契約途中終了リクエストを送ったことで、自動的に契約終了・返金されたという利用者の声もあります。こうした事例から、契約後すぐに対応するのが重要です。:contentReference[oaicite:9]{index=9}
どう対応するのが良いか ― 今回のようなケースでのおすすめの手順
- すぐにワーカーに対し「ごめんなさい、今回キャンセルさせてください」と丁寧にメッセージを送り、その上で「契約途中終了リクエスト」を送信する。
- ワーカーが同意しない、または応答しない場合でも、リクエスト送信後は放置せず定期的に状況を確認する。
- 仮払い金の返金状況を、クラウドワークスの「返金履歴」で必ずチェックする(決済方法によって返金タイミングが異なるため)。
- 万一納品済み・検収済みになってしまった場合は、追加返金請求やキャンセルは難しいため、そのリスクを理解しておく。
まとめ
クラウドワークスで仮払い後に契約を取り消したい場合、正しい手続きは「契約途中終了リクエスト」です。ワーカーの同意または1週間の放置による自動解除が成立すれば、仮払い金は返金されます。
ただし、ワーカーが既に作業を始めていた場合や納品・検収が進んでしまった場合は、返金が難しくなる可能性があります。今回のようなケースでは、できるだけ早く、かつ礼儀正しく対応し、公式手続きを踏むことが重要です。


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