簿記2級:商品売却における約束手形とクレジット手数料の仕訳解説

簿記

簿記2級の問題でよく出題される、売上に関する仕訳の問題です。特に、商品売却時における約束手形とクレジット手数料、消費税に関する処理について解説します。問題文の内容に沿って、正しい仕訳を計上する方法をステップごとに説明します。

1. 問題の整理と前提条件

問題文に記載された内容を整理しましょう。まず、商品330,000円(消費税込み)を販売し、そのうち110,000円(消費税込み)は約束手形で受け取ったことがわかります。残りの金額はクレジット払いです。また、クレジット手数料(販売代金の4%)も発生しますが、これは消費税がかからないことが明記されています。

消費税の税率は10%なので、消費税抜きの販売金額や手数料の計算を行い、正しい仕訳を導き出す必要があります。

2. 仕訳の計算方法

まず、消費税込みの330,000円を消費税抜きに変換します。消費税抜きの販売金額は、330,000円 ÷ 1.10 = 300,000円です。

次に、クレジット手数料を計算します。クレジット手数料は300,000円の4%なので、300,000円 × 0.04 = 12,000円です。この手数料には消費税がかからないため、そのまま12,000円が手数料として計上されます。

3. 正しい仕訳の計上方法

仕訳は次のように計上します。

  • 売上(300,000円)/売掛金(300,000円)
  • 売掛金(110,000円)/約束手形(110,000円)
  • クレジット手数料(12,000円)/未払金(12,000円)
  • 消費税(30,000円)/売上税金(30,000円)

それぞれの仕訳内容は、商品の売却金額やクレジット手数料を税抜きで計上する必要があるため、消費税抜きでの計算が重要です。

4. まとめ

この問題では、約束手形とクレジット手数料を処理する際の仕訳について学びました。消費税を除いた金額を基準にし、クレジット手数料が消費税非課税であることを考慮した仕訳を行うことがポイントです。正しい仕訳を理解することで、簿記2級の問題でも的確に解答できるようになります。

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