クレジットカードを申し込む際や、銀行口座の新規開設時に年収の記入が求められることがあります。しかし、その年収の範囲が具体的にどの期間のものか、迷うことも多いです。特に、年収の期間設定がわかりづらいことがあるため、今回は「年収をどの期間で計算すれば良いのか」について解説します。
クレジットカードや銀行口座開設時に求められる年収の期間
クレジットカードや銀行口座の新規開設の際、求められる年収は、通常、直近の年収を指すことが多いです。つまり、申し込み時点から過去1年間や前年の収入が基準となります。しかし、金融機関によっては異なる取り決めをしている場合があるので注意が必要です。
年収の計算方法の具体例
質問の中で挙げられた「10月31日にクレジットカードを申込む場合」の年収に関しては、金融機関が知りたい年収の範囲は通常、以下のように考えられます。
- ① その年の01月01日から10月31日までの10ヶ月間の総合収入
- ② 前年11月01日から今年10月31日までの12ヶ月間の総合収入
- ③ 前年01月01日から12月31日までの12ヶ月間の総合収入(今年01月01日以降の収入は無関係)
- ④ 前年度(前年04月01日から今年03月31日まで)の12ヶ月間の総合収入
- ⑤ 今年度(今年04月01日から10月31日まで)の7ヶ月間の総合収入
金融機関によっては、②の「前年11月01日から今年10月31日まで」が最も一般的に使われる期間設定です。
年収を一部の期間で申告することは可能か?
年収を「その年の総収入」として申告することが一般的ですが、例えば1年分の収入を一部だけの期間で申告した場合、その範囲に基づいて処理されます。例えば、今年度(④)または今年の上半期(⑤)に限って申告することは、特に問題ない場合がありますが、申告内容が不正確であるとみなされる可能性もあります。
まとめ
クレジットカードや銀行口座の開設時に必要な年収は、金融機関が求める収入範囲に基づいて提出する必要があります。年収の計算方法に関して、普段の収入を1年分にまとめることが重要ですが、金融機関がどの期間を求めているかを理解し、その範囲に合わせて年収を記載するようにしましょう。


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