日商簿記2級のネット試験を4〜9月に受験した方向けに、第2問と第3問で出題された論点をまとめました。これから受験を考えている方も、出題傾向を把握するのに役立ちます。
第2問の出題論点
第2問では主に仕訳や帳簿記入に関する論点が出題される傾向があります。具体的には、以下の内容が多く見られました。
- 現金・預金・売掛金・買掛金の処理
- 商品売買や在庫評価(先入先出法、移動平均法)
- 減価償却費の計算と仕訳
- 手形や小口現金の処理
例として、売掛金回収や商品返品の仕訳、減価償却費の計算問題が多く出題されています。
第3問の出題論点
第3問では、精算表や財務諸表の作成に関する論点が中心です。過去の受験報告から多く出ていた項目は次の通りです。
- 損益計算書や貸借対照表の作成
- 試算表の誤謬訂正と調整仕訳
- 決算整理仕訳(未払費用、前払費用など)
- 繰延資産や引当金の処理
実際の問題では、精算表に基づいて損益計算書・貸借対照表を作成する形式や、誤謬訂正後の帳簿作成問題が多く見られます。
学習のポイント
第2問・第3問で出題される論点は、仕訳の正確さと決算処理の理解が重要です。仕訳の基本パターンを繰り返し練習し、精算表から財務諸表を作成する手順を身につけておくと、ネット試験でも落ち着いて対応できます。
また、過去問題や模擬試験を活用して、出題形式や論点の傾向を把握することが合格への近道です。
まとめ
4〜9月実施の日商簿記2級ネット試験では、第2問は仕訳・帳簿記入、第3問は精算表・財務諸表作成が中心でした。受験準備としては、これらの論点を重点的に学習し、実務的な仕訳処理や決算整理を確実に理解しておくことが重要です。模擬試験や過去問演習を通じて、スピードと正確性を身につけましょう。
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