ファナックでのG11座標回転機能の使い方:OSPと同じ動作を実現する方法

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NC工作機械で座標回転を行う際、OSP(オプティカルシステム)のG11をファナックのGコードで同じように実現するには、いくつかの調整が必要です。この記事では、OSPのG11座標回転機能をファナックで同様に使用するためのGコードをどのように記述するかについて解説します。

G11座標回転機能の理解

OSPのG11は、座標軸を回転させるための指令で、特に多軸加工機において便利です。G11を使うことで、指定した座標を基準にしてX、Y座標の回転を行うことができます。この機能は、回転する座標系を基にした加工を行いたいときに役立ちます。

例えば、G11X0Y0P0を指定して、指定した座標(ここではX0Y0)を原点として回転軸を設定し、その後にG11X0Y0P45で45度の回転を行います。ファナックでこれと同じ操作を行うためには、異なるGコードを使います。

ファナックでのG11座標回転の設定方法

ファナックの制御盤で座標回転を実現するためには、通常、座標系を回転させるための命令として「G68」や「G69」などを使用します。G68は回転座標系を設定し、G69で回転を解除します。

具体的な例として、ファナックで同じような動作を行うには、次のようなGコードを使用します。

G68 X0 Y0 R45

この例では、G68で回転座標系を設定し、X0Y0を基準点として45度の回転を行います。次に、回転座標系を解除するためには、G69を使用します。

G69

ファナックでのコード例

ファナックの制御では、以下のようなGコードで操作を実現できます。

G68 X0 Y0 R45

この指令は、X0Y0を基準にして45度の回転座標系を設定します。次に、回転を解除するためにG69を使います。

上記のG68とG69を使う方法は、OSPのG11と同様に座標回転を行う方法です。このように、ファナックではG68とG69を使用して、同じような動作を実現できます。

まとめ

ファナックでOSPのG11座標回転機能と同じような動作を行うためには、G68を使用して回転座標系を設定し、G69で解除する方法が有効です。これにより、X0Y0を基準にした回転を指定し、加工を進めることができます。ファナックのGコードで座標回転を実現するためには、G68とG69を適切に使用することが大切です。

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