美容師国家試験で使えるコームの条件とは?Y.Sコームのテール加工と注意点を解説

専門学校、職業訓練

美容師国家試験の実技では、使用する道具の規定が細かく定められています。特にワインディングで使用するコームに関しては、仕様に関する注意点も多く、例えばY.S PARKのコームを使いたい場合、テールを削ったままで使用できるのかなど疑問に感じる方も多いでしょう。この記事では、美容師国家試験におけるコームの規定や使用上の注意点、実際の事例を交えて解説します。

国家試験で使用できるコームの基本的な条件

美容師国家試験の実技試験では、JHBC(公益財団法人理容師美容師試験研修センター)が定めたガイドラインに準拠した道具を使用する必要があります。中でもコームに関しては、以下のような基準が求められます。

  • 先端が危険でない形状であること
  • 市販品として流通している形を著しく加工していないこと
  • 極端な短縮や改造がないこと

つまり、安全性と市販品としての形状保持が重要視されるのです。

Y.Sコームのテール加工は許されるか?

Y.S PARKのコームは多くの美容学生に人気ですが、テール(尾部)を削ったり、短く加工した場合は注意が必要です。

ガイドラインでは「著しい改造は不可」とされており、テールを尖らせたり、意図的に鋭利な形にすることは、安全上の理由からNGとなる可能性があります。多少削って滑らかにしてある程度であれば黙認されるケースもありますが、「判断が難しい形状の場合は試験官の裁量」となるため、確実を期すならば新品または未加工のものを使用するのが安心です。

加工したコームを使ってしまった事例と対応

過去の受験者の中には、テールを削ったY.Sコームを使用し、試験官に指摘されてその場で交換させられたというケースも報告されています。

実際にSNSや掲示板などでは「試験中に持参のコームが使用不可とされ、予備を借りた」「あらかじめ学校から加工コームはNGと言われた」などの声もあり、加工品はグレーゾーン扱いであることがうかがえます。

美容学校での指導内容を確認しよう

美容専門学校では、国家試験に向けて使用可能な道具を指定する場合がほとんどです。テール加工についても学校によっては「微調整ならOK」とされる場合もありますが、原則として無加工の新品を推奨しているケースが大半です。

事前に講師や担当教員に確認し、不安がある場合は新しいY.Sコームを用意するのが得策です。

国家試験前に確認しておきたい持ち物チェックリスト

以下は、ワインディング試験に必要な道具の一例です。

アイテム 注意点
Y.Sコームなどのロッド用コーム 加工されていない状態であること
ロッド(各種サイズ) 学校指定またはセンターの推奨品を使用
クリップ類 色・形の指定がある場合あり
タオル、エプロン 色・折り方など指定に従う

これらの中でも「コーム」は最も使用頻度が高く、試験官の目にも付きやすいため、慎重に選ぶ必要があります。

まとめ:迷ったら加工なしの新品が安心

美容師国家試験の実技では、Y.Sコームのような高機能コームも使用可能ですが、加工(特にテールの削り)は原則として避けたほうが無難です。判断が分かれるような状態ならば、新品を用意し、学校や講師に事前確認を取りましょう。

国家試験は道具の準備も実力の一部。後悔しないためにも、安全かつ確実な選択を心がけてください。

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