経理業務における弁当代の帳簿仕訳:従業員分と外注分の処理方法

会計、経理、財務

経理業務では、社員や外注の食事費用を適切に帳簿に反映させることが重要です。特に、弁当代を会社が立て替え、給料から差し引く場合や、外注の分も一緒に支払う場合の帳簿処理については注意が必要です。この記事では、弁当代請求書の処理方法と、その際の帳簿仕訳について解説します。

弁当代の処理方法と帳簿仕訳

弁当代を会社が立て替え、従業員や外注の分を給料から差し引く場合、その仕訳は以下のように行います。今回は、弁当屋さんからの請求書に含まれている従業員分と外注分を分けて仕訳ける方法を紹介します。

まず、弁当代の請求書が80,000円で、従業員分が78,800円、外注分が1,200円である場合の仕訳方法を考えます。通常、従業員分は給与から引きますが、外注分は会社が支払います。これを適切に帳簿に記載するために、仕訳は2つに分けて行うことが必要です。

従業員分の仕訳

従業員分の弁当代78,800円は、会社が立て替えた後、従業員の給与から差し引くため、仕訳は次のように行います。

  • 借方:福利厚生費 78,800円
  • 貸方:立替金 78,800円

この仕訳で、従業員分の弁当代が「福利厚生費」として計上され、後に従業員の給料から差し引かれる形となります。

外注分の仕訳

外注分1,200円については、会社が直接支払うため、仕訳は次のように行います。

  • 借方:外注費 1,200円
  • 貸方:立替金 1,200円

この仕訳で、外注の弁当代が「外注費」として計上され、実際に支払う際に立替金を消し込むことができます。

立替金の処理方法

立替金は、会社が一時的に支出した金額を後で回収する仕訳です。従業員分と外注分を区別して処理することで、より正確な帳簿管理が可能となります。給料からの差し引きや外注への支払いが行われた後、立替金は次の仕訳で消し込みます。

  • 借方:立替金(従業員分、外注分)
  • 貸方:現金/預金

このように、立替金が実際に支払われた際に帳簿を消し込みます。

まとめ

弁当代の処理方法は、従業員分と外注分で異なり、それぞれを適切に仕訳けることが重要です。従業員分は「福利厚生費」として計上し、外注分は「外注費」として計上します。また、立替金は後で消し込む必要があります。このように仕訳を分けることで、経理業務がスムーズに進行し、正確な帳簿管理が実現できます。

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