乗馬を始めたばかりの方が「常歩(なみあし)」を習得するには、個人の体力や馬との相性、レッスンの頻度などが関わりますが、一般的な目安としては何鞍くらいでできるようになるのでしょうか?この記事では、常歩を習得するための過程とポイントを紹介します。
常歩の基本とは
常歩(なみあし)は、馬の歩き方の中で最も基本的なものです。人間で言う「歩行」に相当しますが、乗馬ではバランスを保ちながら馬に合わせて歩くことが求められます。最初は馬と一緒にリズムを取ることが難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていきます。
常歩をうまく取れるようになると、乗馬に対する自信が高まり、次の段階である速歩や駈歩にも挑戦できるようになります。
常歩ができるまでに必要な鞍数の目安
常歩ができるまでの鞍数は個人差がありますが、初心者の場合、概ね10~20鞍程度の練習である程度安定した常歩ができるようになると言われています。これは、馬との信頼関係を築き、バランスを取るコツをつかむための時間です。
練習が進むにつれて、馬の動きに合わせて自然に身体が反応するようになり、常歩を安定して取ることができるようになります。
常歩を習得するためのポイント
常歩をスムーズに習得するためには、いくつかのポイントがあります。
- 姿勢の安定性: 足元を安定させ、身体全体をリラックスさせることが大切です。膝や手足に力を入れすぎないようにしましょう。
- 馬との呼吸を合わせる: 馬のリズムに合わせて自分の体の動きを調整します。最初は少しぎこちなく感じるかもしれませんが、馬の動きに合わせることが大切です。
- 練習の継続: 定期的にレッスンを受けることで、馬との信頼関係が深まり、安定した常歩が身につきます。
よくある悩みと解決策
初心者が常歩に挑戦する際、いくつかの悩みが出てくることがあります。例えば、バランスを取るのが難しい、馬のリズムに合わない、といったことがよくあります。
こういった悩みは時間と練習で解決できますが、インストラクターに適切なフィードバックをもらい、必要なアドバイスを受けることも重要です。
まとめ
常歩は乗馬の基本であり、慣れるまでに時間がかかることもありますが、継続的な練習と馬との信頼関係の構築によって確実にできるようになります。目安としては10~20鞍の練習を通じて、安定した常歩を身につけることができます。焦らず、楽しく練習を重ねていきましょう。