ゲーム業界において、背景デザインは世界観を形にする重要なパートです。特に建物や都市、自然風景などを描く“背景アーティスト”や“背景デザイナー”は、多くの作品の没入感を支えています。この記事では、「総合大学から背景デザイナーになれるか?」「どの学部が近道?」「どんな企業で働けるのか?」といった疑問にわかりやすくお答えしていきます。
背景デザイナーとは?仕事内容と求められるスキル
背景デザイナー(環境アーティスト)は、ゲームやアニメ、映画などで使われる背景を制作する職種です。リアル系からファンタジーまで、作品の世界観に沿った空間演出が求められます。
求められる主なスキルは以下の通り。
- パース・遠近法・構図の理解
- 建築物・自然物などの構造理解
- PhotoshopやBlender、MayaなどのCGソフトの使用経験
- コンセプトアートやラフ画の描画能力
総合大学から背景デザイナーになるのは難しいのか?
結論から言えば、総合大学出身でも背景デザイナーになることは可能です。ただし、芸術系学科がない場合、自主的にデザインスキルを習得する努力は不可欠です。
近年はYouTubeやオンライン講座(Udemy、CGWORLD、SCHOOLISMなど)で高度な学習が可能なので、大学の専攻にこだわらず、ポートフォリオ重視で採用されるケースも増えています。
建築学科は有利?他に向いている学部・学科は?
建築学科は、構造・空間設計・素材感などの知識が背景デザインに直結するため、非常に有利です。建物を描く際にリアリティがあり、空間演出力も評価されやすいです。
その他、以下の学部も有利とされています。
- 美術・デザイン学科(特にビジュアルデザイン・空間デザイン)
- 情報メディア学科(CG・VR・ゲーム制作を含むコース)
- 工学部建築系(都市計画や景観設計も活用可能)
もし希望の学部がない場合でも、副専攻や外部講座の利用で補うことは十分可能です。
どんな企業で背景デザイナーとして働ける?
背景デザイナーとして働けるのはゲーム制作会社、アニメ制作会社、CG制作スタジオなどです。以下に代表的な企業を国内外から紹介します。
国内の代表的企業
- スクウェア・エニックス(FF、キングダムハーツ)
- カプコン(バイオハザード、モンスターハンター)
- コナミデジタルエンタテインメント
- サイバーコネクトツー(NARUTO、鬼滅の刃ゲーム)
- トリガー / 京都アニメーション / Production I.Gなどのアニメ背景美術会社
海外・グローバル企業
- Blizzard Entertainment(Overwatch)
- Naughty Dog(The Last of Us)
- Ubisoft(Assassin’s Creed)
- Riot Games(League of Legends)
多くの企業がポートフォリオを重視しており、採用ページでデザイナー募集要項を公開しています。
ポートフォリオ制作の重要性とポイント
背景デザイナー志望者にとって、ポートフォリオは履歴書以上に重要です。以下の点を意識して制作しましょう。
- 自分の得意ジャンル(リアル系/ファンタジー/Sci-Fiなど)を明確に
- 建物・自然・室内など多様なシーンを描く
- 制作プロセス(ラフ→完成)の過程も載せる
- 3Dと2Dの使い分けができると評価アップ
定期的にポートフォリオをアップデートし、SNSやArtStationなどで発信するのも効果的です。
まとめ:学歴より“熱意と実力”が鍵。総合大学出身でも夢は叶う!
背景デザイナーになるために美術大学が必須というわけではありません。重要なのは、自主的なスキル習得と魅力的なポートフォリオ制作です。
建築学科出身者は構造美や空間設計に強みがあり、採用者にとって魅力的な人材になり得ます。大学での学びに加えて、個人制作・SNS発信・就活準備をしっかり進めていくことで、夢に近づくことができます。
まずは一歩、描いてみるところから始めてみましょう。あなたの世界観を形にできる背景デザイナーへの道は、確実に存在しています!